ボストン美術館と東京藝術大学が初コラボ!「ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」

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19世紀の後半、明治時代になって西洋の文化に初めて接した日本人は、大きな衝撃(インパクト)を受けたけれど、西洋の人たちにとっても日本の文化や芸術は衝撃だったらしい。当時の西洋人が驚きのまなざしを持って見た「明治ニッポンの美」を見て、今を生きる私たちが受けるインパクトは…?

2015年4月4日(土)から5月17日(日)まで、東京藝術大学大学美術館で開催される「ボストン美術館×東京藝術大学 ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」展。こちらは、アメリカ・ボストン美術館と東京藝術大学のふたつのコレクションを合わせる“ダブル・インパクト”によって、19世紀後半から始まる日本と西洋の双方向での影響を改めて検討しようという展覧会。

会場でもある東京藝術大学美術館は、開校した明治時代から美術教育の参考品として、多くの古美術品などが収集されていたため、近代の日本美術に関しては国内でも屈指のボリュームなのだとか。また、アメリカ・ボストン美術館は、45万点におよぶ収蔵品のうち、約10万点が日本美術という充実ぶり。

教科書で見たことのあるような有名な作品から、初めて公開される作品まであり、絵画や工芸、写真など総数は約150点にのぼるそう。

「文明開化の波とともに鉄橋や蒸気機関車、ドレスを着た令嬢など、これまでの日本の絵には描かれなかったものが登場するのも、この時代の美術ならでは。これらの絵は、浮世絵の1種で『開化絵』と呼ばれていました」と、広報担当者さん。

黒船がやってきた時代から50年ほどの日本の歴史が見えてくる展覧会は、幕末好きの歴女にもオススメ。東西のコレクションを同時に見られるこの機会に、ぜひ。

上:高橋由一《花魁(美人)》1872年(明治5)、東京藝術大学、重要文化財[東京展のみ展示]
下:楊州周延《梅園唱歌図》1887年(明治20)、ボストン美術館
Gift of L. Aaron Lebowich, RES.53.82-4 Photograph (C) 2014 Museum of Fine Arts, Boston.