初戦の出場はなかった。今予選では3試合すべてに帯同しながらも、出場できるのは2試合のみと条件のあるU-22日本代表FW久保裕也(ヤングボーイズ)。27日行われたAFC U-23選手権予選(リオ五輪アジア一次予選)初戦U-22マカオ戦をベンチから見つめ、「すごく試合をしたいという思いがあった」と明かした。

 13-14シーズンからスイスのヤングボーイズに所属する久保は、FW南野拓実(ザルツブルク)とともに、海外組として招集されている。しかし、「海外でやっているからというのは、あまり気にしていない部分が僕はあります。そんなに変わらない気もしますので」と、久保自身は海外組ということを意識していないようだ。

 手倉森ジャパンには昨年12月に行われたタイ・バングラデシュ遠征で初めて招集された。まだ同代表での公式戦の経験こそないが、試合に出場するイメージはできていると話した。

「チームメイトとワンツーなり、コンビネーションができたらすごくいいなと思っています。自分一人でというよりは、皆で崩していきたい。多分『一人で、一人で』とやっていたらチームに迷惑をかけると思うので、チームに合わせながら自分を出していきたい」

 得点を奪うためには、一人よがりのプレーをするのでなく、チームに合わせて仲間と崩していく。そして、チームに合わせながらも自らの持ち味を出していこうと考えている。予選初戦前には「自分にあるものを全て出したい」と語っていたアタッカーは、来る出場機会に向けて静かに闘志を燃やしている。

(取材・文 折戸岳彦)