新社会人の本音! 興味ないのに結婚式を挙げる理由は「親のため」?

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登場シーンではスモーク、お色直しが終わったらゴンドラに乗って再入場。ここまで派手ではなくとも、やはり結婚式はみんなの憧れかと思いきや、最近では「地味婚」を選ぶ人が増えているのだとか。若者たちにとって、もはや結婚式は憧れの対象ではないのでしょうか? フレッシャーズの本音を探ってみました。

Q.将来は結婚式を挙げたいという憧れはありますか?
A.ある......88人(42.1%)
 いいえ......121人(57.9%)

「ある」と回答したのは、全体の42.1%。なんと少数派となってしまいました。それでは、詳しく回答理由を見ていきましょう。

<やっぱり、結婚式は憧れ!>

■花嫁衣装は着ておきたい
・「ウエディングドレスが着たいので」(女性/23歳/その他内定)
・「神前婚を挙げたい。花嫁衣装を着てきちんと思い出として残したい」(女性/22歳/医療・福祉内定)

やはり、花嫁衣装は女子の憧れ。一度は着たいと思う人は多いはず。

■ケジメとして
・「同棲中なので、挙式をしなければ、結婚してもなんら変わらない生活になると思う」(女性/24歳/医薬品・化粧品内定)
・「節目として気持ちが変わるというか、結婚するという実感がわくと思うから」(女性/23歳/不動産内定)

同棲中と新婚生活は同じようなものかもしれません。きちんとケジメをつけたいなら、結婚式は良い手段かも。

■自分のためだけじゃなくて......
・「自分よりも、奥さんのために挙げさせてあげたい」(男性/23歳/小売店内定)
・「親に晴れの姿を見てほしい」(女性/22歳/運輸・倉庫内定)
・「友だちに『結婚式に呼んでくれ』とよく言われるから」(男性/23歳/その他内定)

自分ではない誰かのために。それもまた、結婚式を挙げる大きな理由の一つです。

<別に、結婚式なんてしなくても......>

■やっぱりお金が問題!
・「お金がかかるから、その分を旅行などにあてたい」(男性/24歳/マスコミ・広告内定)
・「堅苦しい式に大きなお金をかけるのはな......と思ってしまう」(女性/22歳/ホテル・旅行・アミューズメント内定)
・「何百万円もかけるようなイベントではない」(男性/25歳/情報・IT内定)

派手婚が当たり前という時代の結婚式を、今の若者が見たら......。きっとビックリするでしょう。

■結婚式は面倒くさい!?
・「準備が色々と大変そうだし、それが原因で婚約破棄になった子もいるので」(女性/23歳/農林・水産内定)
・「面倒が増える」(女性/25歳/団体・公益法人・官公庁内定)

たしかに、結婚式の準備でモメるカップルは多いと聞きますからね。

■盛大な式は必要ナシ
・「籍を入れるだけで十分」(女性/22歳/医薬品・化粧品内定)
・「身内でひっそり食事会などができればいい」(女性/22歳/その他内定)
・「見せたいと思える人が少ない」(男性/23歳/建設・土木内定)

本当に、地味婚が主流の時代になったようです。

中には結婚式以前に、そもそも「結婚に興味がないから」(男性/23歳/団体・公益法人・官公庁内定)という人もチラホラ。これだけ結婚や結婚式に対して消極的な若者が多いとは......。ただ、結婚式となると、相手や親の意見も無視できません。

そこで、結婚式への憧れが「ない」と回答した新社会人121名に、次のような質問をしてみました。

Q.相手や親に結婚式を「挙げたい」「挙げてほしい」と言われた場合、どうしますか?
A.挙げる......82人(67.8%)
 挙げない......39人(32.2%)

相手や親が望むなら、結婚式をしても良いという人が全体の7割近くを占める結果となりました。かたくなに「結婚式はしない!」という人は少ないようです。

■望まれたら、挙げてもいいけど......
・「親が子どもの晴れ姿を見たい気持ちは理解できるので、必要にせまられたら簡易的なものであれば挙げるかもしれない」(女性/23歳/農林・水産内定)
・「相手や親が満足するのなら、多少のお金が無駄になっても仕方がないと思う」(男性/24歳/機械・精密機器内定)

「挙げる」と回答した新社会人も、やはり渋々といった様子。もし結婚式を挙げることになったら、「お金が無駄になっても」なんて本音がバレないように!

■それでも挙げない!
・「自分の希望を優先させる」(女性/24歳/建設・土木内定)
・「必要ないと思うから」(男性/22歳/団体・公益法人・官公庁内定)

この場合はもう、周囲は黙って見守るしかなさそうです。

今回のアンケートでは、半数以上の若者が結婚式に対する憧れは「ない」ということがわかりました。実際に結婚相手が見つかったら、考え方が変わる人もいるでしょう。それでも、昔のように派手婚が好まれることは少ないのかも。それは少し寂しいような気もしますね。

文・OFFICE-SANGA 森川ほしの

調査時期:2015年2月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:内定者209人(インターネットログイン式アンケート)