ハリルJ第1号はザックJでも初陣ゴールの岡崎

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[3.27 キリンチャレンジ杯 日本2-0チュニジア 大銀ド]

 生まれ変わろうとしている日本代表でさすがの実力を見せつけた。見事に流れを変えた。FW岡崎慎司(マインツ)がハリルジャパン第1号となる先制点を決めたのは、後半33分だった。

 MF香川真司がバイタルエリアの中央でドリブルし、左サイドを駆け上がったFW本田圭佑にパス。本田の左足クロスに合わせてファーサイドへ走り込んだ岡崎が頭で合わせた。

「来たボールを押し込んだだけ。みんなのゴールだと思う」。後半27分にFW川又堅碁と交代でピッチに入ってからわずか6分後。初陣ゴールがなかなか生まれなかったハリルジャパンに、国際Aマッチ90試合目のベテランが貴重な先制点をもたらした。

 伏線もあった。ゴールの1分前、香川から左サイドの本田にスルーパスが通り、本田から絶妙な左クロス。このときはトラップミスでチャンスを不意にしたが、次のプレーですぐに答えを出して見せた。「途中出場でも先発でもやるべきことは変わらない。それは勝つために全力でやること。もっとうまくなりたい」と貪欲だ。

 10年10月8日のアルゼンチン戦。ザックジャパンの初陣だったその試合で1-0の決勝点を挙げたのも岡崎だった。前半19分、長谷部がPA外からミドルシュートを打った瞬間、猛然とゴール前に詰め、GKロメロが前に弾いたところを右足で押し込んだ。

 それから4年半。多くの国際舞台を踏んだ経験はハリルジャパンの船出を明るく照らし、新顔たちには大いなる刺激を与えた。

(取材・文 矢内由美子)