ポスト直撃でデビュー弾ならず…宇佐美「決まってない。それがすべて」

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[3.27 キリンチャレンジ杯 日本2-0チュニジア 大銀ド]

 待ちに待った瞬間だった。後半27分、FW武藤嘉紀に代わってFW宇佐美貴史(G大阪)がピッチに入る。2011年6月のキリン杯で日本代表に初選出されてから4年弱。待望のA代表デビューを果たした。

「まずは1キャップ目を経験したいと思ってやってきたし、やってみて楽しかった。動けば(パスが)出てくるし、いいイメージでできることが多かった」

 2011年6月のキリン杯でも、前回招集された2012年11月のW杯アジア最終予選・オマーン戦でも出場機会がなかった。この日もベンチスタート。「どういう時間で(試合に)出るか分からない。途中から出るほうが難しいし、どうかなと思ったけど、うまくリズムに乗れた」。チームは宇佐美投入後に2得点。「少しは活性化できたかなと思う」。後半38分の追加点の起点にもなった。

 悔やまれるのは後半44分のシーンだ。MF香川真司の絶妙なスルーパスに反応。PA内に走り込み、GKとの1対1から右足で狙い澄ましてシュートを打ったが、右ポストを叩いたボールは跳ね返ってGKの手に吸い込まれた。「いいパスが来たし、いい動き出しができたけど、決まってない。それがすべてだと思う」。思わず頭を抱えてピッチに倒れ込んだ宇佐美。初ゴールは2戦目以降にお預けとなった。

(取材・文 西山紘平)