泣くのはまだ早い!世界フィギュアで復活の滑りを見せた村上佳菜子ちゃんに、涙と笑顔のアンコールを期待するの巻。
すべてはフリーが終わってから!

25日から始まったフィギュア世界選手権。26日は注目の女子シングル・ショートプログラムが行なわれました。ひとつの時代の終わり、そして新たな時代の始まりを感じさせるようなフレッシュな顔ぶれ。「誰が表彰台に乗っても初めてのメダル」というビッグチャンスを誰が活かすのか。来季の戦いを、そして本人の未来を占うような大一番です。

そんな中、好調な滑り出しを見せたのが日本勢。特に全日本選手権で満足の演技をしたはずが、アンダーローテーションの連発で一気にドン底まで叩き落とされた村上佳菜子ちゃんは、自己最高レベルとなる65.48点の好発進。カナコスマイルが爆発しただけでなく、こらえてきたものが涙となって溢れるなど、感動的な滑りとなりました。

全日本からの3ヶ月、自分を見つめ直してきたのでしょう。動きにはキレがあり、心とカラダが大会にフィットしている様子がまざまざと見てとれます。今季はなかなか調子自体も上がらず、プログラムも毎回手直し…調整と言うよりはバラして組み立て直すような迷いの滑りがつづいていましたが、3ヶ月の雌伏がいい方向に働いた印象です。全日本の落胆を見たあとだけに、ほかの選手を頭ひとつ超えたお祝いをしたいくらいの会心の滑りでした。

とは言え、これはまだショートプログラム。何も始まっておらず、何も終わっていません。フリーを終えて笑顔でいられるかどうかが問題です。フリーまでの一日、どう過ごすのか。最終滑走の出番を待つ間、どう過ごすのか。期待を込めて言うなら、思いっ切り欲をかいて過ごしてたいもの。「全員初メダル」という混戦の中でSP4位という滑り出し、自身は5度の世界の経験がある。これは千載一遇のチャンス。「自分の滑り」だけで満足するのはもったいないめぐり合わせです。

大会前のインタビューで、「この大会で壁を乗り越えられたら決めていることがある」と語っていた佳菜子ちゃん。正直、その言葉にいい予感はしません。その言い方には、これを現役の集大成とするかのような、有終の美を飾ろうとするかのようなニュアンスを感じるからです。それはコチラの考えすぎで、五輪を目指す気持ちを固めるとか、ごほうび旅行に出掛けるつもりとか前向きなことなら結構ですが、もし、この壁を到達点にするつもりならそれはオススメできません。

壁の先には大きな世界が広がり、そして遠くにまた壁が見える。人生はたぶんずっとその繰り返しです。乗り越えることで手にした自信が、もっと大きな欲をかきたて、再び乗り越えるチカラを生む。乗り越えるとはそういうことだと思います。ひとつ乗り越えたなら、決めるも何もなく、前に進むしかないのです。今想像している壁の向こうより、実際に見る壁の向こうはもっと広くて素敵なはずなのです。

ぜひこの大会で「乗り越えた」という自信をつかみ、もっと大きな世界へ、もっと大きな欲を持ってもらいたいもの。五輪は二度目が本番という言葉もあります。今僕が作った言葉です。大きな目標を目指せるチャンスがあり、若さも時間もあるなら、考えるまでもなく目指すしかない。そういう気持ちになれるよう、自分が壁を乗り越えたことを実感できるお土産、手で触れるヤツを持って帰れるといいですね。

ということで、日本勢が全員納得の滑りを見せた、26日のフジテレビ中継による「世界フィギュアスケート選手権 女子シングルSP」をチェックしていきましょう。

◆ロシア勢も強いが日本勢も負けていない!新時代の訪れを見せろ!

初めて中国で行なわれる世界選手権。会場となるオリエンタルスポーツセンターには熱気に満ちた大観衆が詰めかけています。日本以外でこれほどの大観衆を見るのはちょっと珍しいような気もするほどの大入り。さすがワールド、さすが世界の舞台。選手たちも意気に感じるに違いありません。

日本勢で最初の登場となったのは本郷理華さん。今季はGPファイナルに進出するなど飛躍のシーズンでした。すでに「大成功」という評価をしてもいいだけの十分な手ごたえがありますが、「大大成功」にしてしまいそうな、そんな滑りで本郷さんはこの日もリンクを駆け巡ります。

3回転トゥループのコンビネーションを加点がもらえる出来栄えで決めると、スピン、ステップでも取りこぼしはなく技術的な要素をしっかりと満たしていきます。そして何よりも、これが初めての世界の舞台とは思えないようなハツラツとした表情。ともすれば勝利へのこだわりで悲壮感さえ漂わせる選手が多い中で、スケートを楽しむという気持ちが全面に出た演技は稀有な輝きを放っています。

個人的な願いで言えば、ぜひ世界の舞台でスリラーをやってもらいたい。あの面白いネタを世界の歴史に刻んできてほしい。順番が逆なようですが、スリラーをやるために、その資格のある順位を獲得してほしい。まずはイイSPとなったのではないでしょうか。

↓全日本を除けば自己ベストとなる62.17点!期待通り5位以内につけてきた!


どうでもいいけどPCSでひとりやったら点の辛いジャッジがいるな!

Performance/Executionが4.75点とか、そうかね!

むしろそこの選手だと思うがね!

つづいて登場するは、日本勢のライバルとなるであろう2選手。四大陸選手権王者のエドムンズは、トリプルフリップで減点があるものの大きな過失はなく60点台に乗せる演技。フリーで伸ばしてくるタイプだけに、ちょっと怖い距離につけられたなという印象。中国のジジュン・リも地元の声援を受けた伸びやかな演技。こちらも60点台に乗せてフリーにつながるSPとなりました。

そして登場した日本の村上佳菜子ちゃん。地元観衆がジジュン・リの演技に盛り上がる空気、振り払う演技ができるか。山田コーチと力強く手を合わせると、いつものように心臓を揉み込んでリンクを周回する佳菜子ちゃん。手をブンブンするおなじみの気合い入れは見せず、静かにその時を待ちます。

オペラ座の怪人、第1章。冒頭のトリプルトリプルを美しくギュギュンと決めると、トリプルフリップもクリーンに着氷。課題のアンダーローテーションを、まさに全身を絞り込むようにしてクリアしてきました。音楽をとらえ、自分の感情を乗せていく。技術面での不安を打ち消してココにきたことが、演技中の表情からも見てとれます。

最後のスピンに入るときには、ここまでのストーリーを知る観客から早くも大きな拍手が上がります。弾けるような笑顔と会心の腕ブンブン。ようやく帰ってきたなという演技です。それでも、得点を待つ間は、手応えを覚えつつも不安になる瞬間も。しかし、全日本の再現はもうありません。手応え通りの納得のスコア。3ヶ月の苦悩が嬉し涙となりました。

↓よかったね!フリーもドンと伸ばして自己ベストの大会にしよう!


泣いてる場合じゃないぞ!

フリーで全世界に面白い大歓喜顔を届けるのだ!

ハッシュタグはもちろん「冗談は顔だけにして」で!

↓それではここで、この数ヶ月の苦悩がしのばれる「最近佳菜子ちゃんがリツイートした感動のつぶやき」をご覧ください!










これはアカンやつやwwwwwwwww

「相手にご迷惑が掛かるので父親の名前は言えない家庭」とかが求める心の癒しやwwwwww

感動のつぶやき、お控えくださいwwww

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さぁ、この好演技を受けて最終グループはどう出るか。まず登場したのは優勝候補のひとり、ロシアのトゥクタミシェワ。今回はトリプルアクセルを演技に組み込んでくるというチャレンジングな構成。浅田真央ちゃんが切り拓いた「女子ですけど3AやりますからSPでも跳ばせてね」の道が、こういう形で受け継がれようとは。

注目の演技冒頭、予定されたトリプルアクセルをトゥクタミシェワは見事に決めます。さらにトリプルルッツ、トリプルトゥ・トリプルトゥのコンボと予定のジャンプはすべて美しく決めます。演技後半に3回転のコンボを入れてくるなど、ジャンプに関しては圧倒的な構成です。スピンでひとつレベルの取りこぼしこそありますが、大きな問題ではありません。ボレロの調べに乗せる演技は、本物の技術があればボーカルの助けすら不要とでも言わんばかりの自信に満ちています。上から見下ろしてくるような女王感。さすが最強ロシア、真央・美姫と戦わせたくなるような高次元の演技でした。

↓これだけの得点を出しても騒ぎもしない!恐るべきウ・エ・メ・セ!


ウエメセ:「フィギュアスケートは常に進化しなくてはなりません」
ウエメセ:「男子が4回転を3本入れる時代になったので」
ウエメセ:「女子も進化しなくてはいけないと思います」
ウエメセ:「これからは女子もトリプルアクセルを入れる時代です」

ほほぉ、かつて日本にはコレを3回跳んだ伝説の妖精がいたらしいぞ!

あと、4回転を跳んだ伝説のプリンセスもいたらしいぞ!

時代を語るなら、歴史を超えてからだ!

つづくアメリカのゴールドは疲労骨折からなんとか大会に合わせてきたような演技。コンビネーションが抜ける大きなミスがありましたが、まずは出てきたということだけでも大きな勝利でしょう。フリーもしっかり滑り切れるように祈りたいところ。アメリカの来季3枠獲得を考えるなら、どうやらゴールドさんが頑張らないといけない感じですからね。

↓ゴールドさんのフリーでのご活躍を祈って、ゴールドさん絡みの最近のムカつく画像貼っておきますね!


何だろう、このイラッとするすべてwww特に帽子wwwww

インスタグラムというSNSをどんどん嫌いになってくるwwww

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さぁ、気を取り直して、つづいては日本の宮原知子さん。いまや日本のエースという風格も出てきました。構成自体は今季を通じて大きな変更はないものの、まさに磨き込むように完成度を高めてきました。不安のなくなったトリプルルッツからのコンボ、キレイなポジションで魅せるスピン、ひとつひとつの要素がほんのわずかずつですが、これまでの大会よりも大きな加点を取っていきます。

0.1点、0.2点を積み上げていくような演技。ただ技をこなすだけでなく、より美しく魅せるための仕上げが行き届いた滑りです。細かいところにまで手が回るくらい充実したシーズンを過ごせてきたということでしょう。まだ気が早いかもしれませんが、日本勢の来季3枠、この感じなら大丈夫そうですね。

↓日本の宮原、全体3位の好発進!ロシア勢への挑戦権は日本の宮原が行使する!


客が投げたの「また中国の謎のぬいぐるみか」と思ったら違った!

これはまゆまろとかいう京都のぬいぐるみだそうです!

つづくロシアのポゴリラヤはコンディションが万全でないとかで、激しい転倒を見せるなど出遅れ。それでも60点台には乗せており、表彰台の可能性を残す位置につけます。そしてもうひとりのロシア勢、こちらも優勝候補のラジオノワですが、こちらは6分間練習からどこか抑えめな動き。何でも38度の熱を出していたのだとか。それでこの動き、この演技か。僕なら寝床でウンウンいう状態でコレをやってしまうのか。演技後の何か感極まるような表情も、熱を乗り越えてのものだったとすれば納得です。恐るべきロシア、これは手強いですね。

↓38度の熱を感じさせない高得点!ラジオノワ頑張った!



ていうか、インフルじゃないんですかね!

一応確認させてもらっていいですかね!

ちょっと綿棒持っていきますんで、鼻の奥の分泌物をください!

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終わってみればロシアの2強を日本勢3人が追いかけるという全面対抗戦のような格好に。ちょっと1位のトゥクタミシェワを追いかけるのは大変そうですが、3選手ともコンディションがよさそうな日本勢は、フリーでココ一番の底力を出してくれそうな予感もあります。3枠確保という大目標はもちろん、未来への期待感を生む好結果を期待したいもの。結果が期待となり、期待がさらに大きな結果を呼ぶ。世代交代の時期をスムーズに乗り越えるには、ハッキリとした成果が欲しいところでもあります。チャンスはつかむためにある。活かしてほしいものですね。

笑って今季を終われるように祈ってます!特に佳菜子ちゃん、頑張れ!