ハリルホジッチ監督、62歳の熱血漢…シュート練習の配球もこなす

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 夕暮れの大分に、指揮官の檄が響き渡った。

 日本代表は26日、キリンチャレンジカップ2015の前日練習を、試合会場の大分スポーツ公園総合競技場で行った。冒頭を除いて非公開だった過去2日と打って変わり、約1時間半の練習を報道陣に全て公開。新体制の初陣を控え、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の指導にも熱が入った。

 練習の中盤、ダイレクトパスを繋ぐ場面で指揮官が、「完璧にやろう」と声を張り上げた。直前の前日会見で、「我々は自分たちのクオリティーをしっかり使ってプレーしようと思っている。できるだけグラウンダーのパスを使い、スピードの速いパスで展開し、背後を狙いたい」と語っていた通り、練習中から「ゲームと一緒」と選手たちに声をかける。

 13日に就任してから間もない中での初陣となるが、「コンセプトをどんどん詰め込んでくれている」とは吉田麻也。指揮官も練習終盤のシュート練習では、本田圭佑らに対して自らパスの配球役を務める熱血ぶりを見せた。

 連日行われているミーティングでは、チームや選手個々への要望、改善点など内容は多岐に渡る。「我々がボールを持っているときは全員で攻撃、ボールを持っていないときは全員で守備をする。今日の夜のミーティングで、攻撃も守備も各自にかなり詳しい役割を説明しようと思っている」と、余念がない。

 初陣に向けて、「心の底から勝利を願っている」と情熱をほとばしらせる指揮官。62歳の熱血漢が率いる新生日本代表が、ついにベールを脱ぐ。