CBS MarketWatchによると、18日の米株式市場は、心臓疾患のリスクを高めるとして問題となっていた関節炎鎮痛剤についてFDA(米食品医薬品局)諮問委員会が販売を認める決定を下したことが好感され、ファイザーとメルクが株価を押し上げた。一方、米労働省が朝方発表した1月のコア卸売物価指数が市場予想を上回ったことから、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げペースが加速するのではないかという懸念が市場に広がり、地合いを悪化させた。

  ダウは反発したが、ナスダック総合株価指数は続落。ダウ平均株価指数は前日比30.96ドル(0.3%)高の1万0785.22となった。また、ハイテク株のウエートが高いナスダック総合株価指数は同2.72ポイント(0.1%)安の2058.62、S&P500株価指数は0.84ポイント(0.1%)安の1201.59だった。

  1月のコア卸売物価指数(PPI)は前月比0.8%上昇となり、市場予想の同0.2%上昇を上回って、6 年ぶりの高い伸び率となった。一方、PPI総合指数は同0.3%上昇となり市場予想と同水準だった。エーレンクランツ・キング・ナスバウムのストラテジスト、バリー・ハイマン氏は、「PPIとミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を下回った割には、市場は予想以上に堅調だった」という見方を示し、その理由については「個別銘柄や株価指数のオプションと株式先物の満期が同時にくる、いわゆる、トリプル・ウィッチングが株価を下支えしている」と指摘した。

  個別銘柄の値動きでは、メルクが前日比13%、ファイザーが同6.9%、原油価格が上昇し、備蓄について楽観的な見通しを示したエクソン・モービルは同2.2%高で引けた。 【了】