3試合中2試合にしか試合には出場できない。しかし、U-22日本代表の手倉森誠監督は、「国内組に海外組を組み合わせることで、世界への意識を広めたい」と相乗効果を期待してザルツブルクに所属するFW南野拓実を招集した。そして、南野自身も「何かを残していきたい」と、その2試合にすべてを賭けようとしている。

 27日に初戦マカオ戦を迎えるAFC U-23選手権予選(リオ五輪アジア一次予選)は、29日にベトナム、31日にマレーシアとの中1日での連戦が続く。しかし、南野は所属するザルツブルクの意向もあり、最初の2試合にしか出場できない。U-22代表への合流も、チームが16日にマレーシア入りしたのに対し、南野はザルツブルクでの試合もあって合流は23日となった。

 しかし、本人は合流の遅れも意に介さない。「前から知っているメンバーが多いし、お互いの特長を理解し合っている部分はあると思います。試合になってみないと分からない部分もあると思いますが、コミュニケーションもすごく取れていると思うので問題はないと思う」。

 15年からザルツブルクに移籍し、リーグ戦では第23節アドミラ・バッカー戦で初ゴールを含む2ゴールを記録。4試合連続で先発に名を連ねるなど、チームの主力として存在感を示している。南野自身は、オーストリアにプレーの場を移しての変化を「まだ行って間もないので、何かが変わったというのはあまり分からない」としながらも、こう答えている。

「でも、若い選手が常にどん欲にやっているし、それは日本よりも感じます。だから、ちょっとずつどん欲さというか、そういう部分の大事さを感じてる部分はあります」

 どん欲にプレーし、どん欲にゴールを狙う。だからこそ、限定出場となる2試合に向けて、「何かを残していきたい気持ちがもちろんある。ゴールやアシストで、チームに貢献したい気持ちが一番強い」と自ら結果を残し、チームを勝利に導くことを誓った。

(取材・文 折戸岳彦)