特別仕様車「日光詣スペーシア」のイメージ。通常車両では白い部分が荘厳な金色になる(画像:東武鉄道)。

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東武鉄道が4月18日から、特別仕様にした特急「スペーシア」を運行します。その名も「日光詣スペーシア」。荘厳な金色をその身にまとって登場です。

「日光東照宮四百年式年大祭」を記念し

 2015年3月26日(木)、東武鉄道は東京と日光、鬼怒川方面を結ぶ特急「スペーシア」について、その1編成を特別仕様に変更。「日光詣(にっこうもうで)スペーシア」として4月18日(土)から運行すると発表しました。

 この「日光詣スペーシア」はまず車両の外観について、ベース色を通常の白から荘厳な金色に変更。そこに重厚な黒色と艶やかな朱色を配置したデザインになります。「世界遺産である日光二社一寺の色鮮やかな代表建造物をイメージ」(東武鉄道)したそうです。「日光二社一寺」とは日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社を指します。

 そして1号車と6号車の側面には、日光東照宮の「眠り猫」「三猿」をイメージしたエンブレムを掲示。座席のヘッドカバーもベース色の金色に合わせるそうです。

 またこの「日光詣スペーシア」を記念し、その運行開始当日には東武本線の各駅で「日光詣スペーシア記念乗車券」(税込500円)が3000セット限定で販売されるほか、東武トラベルがこの編成を使って「日光詣スペーシア デビュー記念乗車ツアー」を催行する予定です。

 この特別仕様「日光詣スペーシア」は、2015年の「日光東照宮四百年式年大祭」を記念し、日光・鬼怒川地区など沿線観光地における活力創出策の一環として実施されるもので、東武鉄道によると日光二社一寺と連携して浅草・東京スカイツリータウンから日光へ誘客を図り、交流人口の増加を図ること、そして沿線を活性化する目的があるといいます。