妊娠・授乳期のアルコール摂取に関する調査

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 京橋ファクトリーの調査機関「ビール女子総合研究所」は、産前産後の、アルコール摂取のリスクへの理解、アルコールとの付き合い方の変化を明らかにすることを目的に、子育て経験のある全国457人の女性にアンケート調査を実施し、調査報告書を発行した。

 同研究所の調査の結果、「妊娠にあたり断酒の決行とその時期は、それまでの飲酒習慣の有無により理由となる要因に違いがある。」「飲酒の習慣がなかった群では出産後に飲酒の再開をしなかった割合が飲酒をしていた群に比べ、顕著に高い。」「妊娠・出産前後では、飲酒量が減少する人がどの群でも5割を超える。」ということがわかった。

 妊娠前の飲酒の「習慣なし」群と、「週1以上」群では断酒をした理由が異なっており、「習慣なし」群の断酒した理由では、「もともと・あまり・飲ま・ない」という語や「なんとなく・胎児・影響」「心配」という語が浮かび上がり、心配はするものの、元々飲酒の習慣がないからか、理由がはっきりしない特徴があった。一方、「週1以上」群では、「胎児・に・影響・が・ある・から」という語が大きな集団を形成していた。

 妊娠前に飲酒習慣のあった群(「月に数回」「週1以上」)では、出産後のどこかのタイミングで飲酒の再開をしたと答えた層が習慣なし群よりも多くなった。また、再開した時期に関しては「習慣なし」「月に数回」で卒乳後と回答した人が8割を超えたが、「週1以上」では7割にとどまり授乳中に再開した人が多くなる結果となった。

 また、「習慣なし」「月に数回」「週1以上」の3群すべてで半数以上が妊娠・妊活前と現在で飲酒量が減少したと答えた。特に多かったのが、「月に数回」群の74%(「やや減った」+「減った」+「全く飲まなく なった」)だったが、「全く飲まなくなった」と回答した人だけを見ると、「習慣なし」群の26%が最も多かった。飲酒量が減少したと答えた理由として、長期間アルコールを摂取しなかったことで、元々遺伝的要因でアルコールに強くない人はアルコール感受性が更に低下したと考えられている。また、「時間がない」や「飲みたいと思わなくなった」「経済的に」「子どものことを考えて」といった、精神的、時間的、 経済的理由が複雑に絡み合っているようだ。