ネスレ公式HPより
世界に誇るグローバル企業が名を連ねるスイス株。有望銘柄が勢揃いしているにもかかわらず、これまで日本人投資家が手を出すことは少なかった。アベノミクスで国内株式市場の割安感が減りつつあるなか、今こそスイス株に投資すべきチャンス到来か!?

◆ネスレ、 カルティエ、ノバルティスetc. 優良企業が目白押し!

「世界のナンバーワン企業が集まる株式市場こそスイス。中長期的な視点で考えれば、有望銘柄ばかり」

 そう教えてくれたのは、個人投資家のwww9945氏だ。

「スイスにはキットカットでおなじみのネスレや保険のチューリッヒ、医薬品大手のノバルティスなどがあります。よく知られたブランド品も実はスイス企業の傘下である場合が多い」

 カルティエ、ダンヒル、モンブランと言えば日本人にも人気のブランド。これらはスイス企業・フィナンシエール・リシュモンの傘下にある。また、腕時計もオメガ、ブレゲ、ロンジン、ラドーなどはスイス市場に上場するスウォッチグループ傘下であり、クレディ・スイスなどの金融機関も有名。富裕層向けのグローバル企業が多く、堅調な世界経済を背景に、業績を伸ばし、多くの投資家から熱視線を送られているのだ。ストラテジストの山本雅文氏も「スイス株の成長期待は高い」と分析する。

「現在は日本をはじめ世界各国で株価や不動産価格が上昇基調です。資産を増加させた人が増えていますからスイス企業には好都合ですし、ピケティが指摘する貧富の差の拡大は長期的に嗜好品・高級品需要を高めていくでしょう。また新興国では中流、上流層に成り上がった人が安い腕時計から高級時計に付け替えるような『衒示的消費』にも期待できます」

 世界経済の動向からは今すぐにでも買いたいスイス株だが、難関はやはり購入方法。スイス株を扱っているネット証券は皆無だ。

◆ETFから個別株まで購入方法はさまざま

「手軽なのは投資信託。『スイス・グローバル・リーダー・ファンド』などスイス株投信が約6本ありますが、難点は手数料の高さ。購入時に3%、信託報酬で年1.8%かかり、長期的に持たないと儲けづらい」(www9945氏)

 そこで、投資信託の手軽さをキープしながらコストの欠点を補ってくれるのがETFだ。3月にはスイスの株価指数に連動する「UBSスイス株」が東証に上場する。

「年間コストは0.2%と格安ですが、純粋な指数連動型ではなく、時価総額の大きな銘柄=ノバルティスに比重を傾けるようなので、どんなポートフォリオになるのか、少し様子を見たいところ。結局、個別株を買うのが一番なんですが、実は方法が一つだけあります。それは店舗証券で直接購入するんです。2%程度の手数料がかかりますが、ネスレやリシュモンが買え、3%と高い配当で1、2年で元は取れます」(同)

⇒【後編】に続く http://hbol.jp/29877

◆[購入方法別]日本人が買える主なスイス株

●UBS ETF スイス株[1391](ETF)
現在価格:―/配当利回り:―/取扱証券会社:証券会社各社
3月18日に東証に上場予定。スイス株式市場の大型・中型株で構成される「MSCIスイス20/35インデックス」に連動。日本株と同じように売買できるうえ、低コストなのが魅力だ

●スイス・グローバル・リーダー・ファンド(投資信託)
現在価格:1万529円/配当利回り:年4回分配/取扱証券会社:損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント
グローバルでトップシェアを誇るナンバーワンのスイス各企業で構成された投資信託。購入手数料3.24%がネックもイオン銀行では3月末までWAONポイントによる半額キャッシュバックを実施中

●ネスレ NESN(店舗証券)
現在価格:76.15スイスフラン/配当利回り:2.82%/取扱証券会社:大和証券など