中心選手としての覚悟…トップ下起用噂の香川「一番慣れ親しんだポジション」

写真拡大

文=青山知雄

 日本代表MF香川真司(ドルトムント/ドイツ)が25日のトレーニング後、噂されるトップ下起用に関して高い意欲を見せた。

 中心選手としての責任を感じさせるコメントだった。ヴァイッド・ハリルホジッチ新監督の就任で新しいサッカーが導入されることになるが、香川は「このチームで長くやっていて周りから求められるものは大きいし、チームが勝つために自分でも求めていきたい」と意識の高さをうかがわせ、噂されるトップ下でのプレーに関して「自分としては一番慣れ親しんでいるポジション。そこでやれたら一番うれしい」と力強い口調で語った。

 では、実際にトップ下で起用された際、香川はどんなプレーを心がけようとしているのだろうか。ハリルホジッチ監督が今回のトレーニングで植え付けようとしている縦に速いサッカーについては「みんなの連動性や前へ行くスピリット、力強さが重要」というキーワードを明らかにする。そして「ドルトムントでもそうですけど」と前置きした上で「どんどんスペースを見つけて、みんなが流動的に絡んでいけたら」と自らの役割にも触れた。

 所属クラブでの好調さを日本代表にも持ち込みたいところだ。香川は帰国直前に行われた21日のハノーファー戦で約6カ月ぶりのゴールを含む1得点1アシストの活躍を披露。代表3日目までのトレーニングを振り返って、「アジアカップからずっとコンディションはいいので、それを継続させて結果を残し続けなければいけない」と好調さを感じさせる。ドルトムントでも日本代表でも求められることは変わらない。自分自身のプレーを「ゴールやアシストに関わる回数を増やして、確率を高めていくことが課題」と分析し、「どうやったら点が取れるかをしっかり意識していきたい」と結果に対するこだわりを見せた。

 トップ下のポジションからスペースに飛び出してチャンスに絡むスタイルは、香川の真骨頂でもある。「攻守両面でもう一歩上へ行かなければならない」と語る背番号10が、日本代表をさらなる高みに引き上げる覚悟を固めた。