中国・上海を舞台に開催される「世界フィギュアスケート選手権2015」では、27日より男子SPが、翌28日には男子フリーが行われる。

注目は言わずもがな日本男子選手初の連覇がかかる羽生結弦だろう。しかし、この男達もまた特別な想いを胸に今大会に臨むという。

24日放送、フジテレビ「すぽると!」では「小塚&無良 それぞれの特別な思いとは・・・」と題し、小塚崇彦&無良崇人の意気込みを伝えた。

2011年の世界選手権では銀メダルを獲得するも、その後の2013-2014シーズンでGPファイナル進出を逸し、全日本選手権では3位に入るもあと一歩のところでソチ五輪出場は適わなかった。

「結局、僕の心は全くもってリンクになくて、心技体が一緒になっていなかった。練習してもボーっとして帰っちゃうし、とにかく気持ちがまずはスケートに向かってない」。

モチベーション低下により成績が振るわない時期を小塚は番組カメラにこう語った。それでも昨年の全日本選手権では再び3位に入り、復調の兆しを見せた小塚は「理由はただ一つ、僕の気持ちが入ったこと、ただそれだけ」と再び前を向く。

また、昨年の全日本選手権をもって引退した町田樹から「本当にいいライバルだった、小さい頃から。全部託す」というメッセージを受け取った無良崇人も「結果を残さなくてはいけない」と並々ならぬ思い入れをうかがわせる。

先月の四大陸選手権でも総合7位に入っている無良は、「(町田から)渡されたバトンを最後にしっかりゴールラインまで持っていければ」とも語り、そんな町田の言葉は「凄く有り難かった」と自分自身の糧にしているという。