鬼ナスの怖すぎる表紙

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『小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。』―――このタイトルを聞いて、ふざけていると思った。表紙の絵が怖い。怖いもの見たさの小学生に向けたひねりのあるホラー話かと思った。ところが、徳島県であった実話をもとした感動ストーリーだった。

読者からの大きな反響を受け、2014年11月26日の発売から10日で重版が決定された話題作である。

すぐ凹んじゃう打たれ弱い若者とその親に、愛のムチ!?

内容は、とても優しかった母親が急に恐ろしい行動を始めた。息子である主人公の「ボク」は驚いて、くじけそうになるが、そこには深い理由があった...というお話。

アマゾンのレビュー欄には、

ベットに向かう2人の息子に「これ読んで寝なー。」と手渡しました。そろそろ寝たかと思った頃、号泣しながら降りてきた2人の息子。「お母さん、僕らを叱ったりするのは、僕らが強く生きていくための方法を教えてくれてたんだね。ありがとう。」と。あまりの号泣に、驚いた私も、つられて号泣。(原文ママ、前後省略)

と、小学2年生と5年生の兄弟による涙のエピソードが綴られている。ストーリーは幼心にしっかり突き刺さったようだ。ほかの読者からの反響も大きく、絵本を編集したワイヤーオレンジには、全国から感想の手紙が寄せられている。

文はワイヤーオレンジ代表取締役社長の原田剛氏、イラストは同社イベント事業部長の筒井則行氏による。地元・徳島県の子育て世代に向けて育児誌を出版する彼らが、自分の道は自分で道を切り拓く、たくましい心を持て!という強いメッセージを込めて、東京にある出版社インプレスと共同で出版した。

定価は1400円。書店で出合ったが最後、おしっこちびりそうなぐらい、とにかく絵が怖い。