家康のメガネや石田三成の愛刀も展示!江戸東京博物館で「大 関ヶ原展」開催

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「天下分け目の戦い」と言われる関ヶ原の合戦は、徳川家康が勝って、江戸時代が始まるきっかけとなったもの。そんな日本の歴史をゆるがすような戦いが、どうやって始まり、次の時代へどうつながっていったのか?

徳川家康の没後400年となる今年、さまざまな資料から合戦の様子をひもとく「大 関ヶ原展」が、2015年3月28日(土)から5月17日(日)まで東京都江戸東京博物館で開催。会場では、武将たちが合戦で実際に使った武具などを、過去最大級の規模で展示。国宝や重要文化財の本物の迫力に、400年以上前の戦場の興奮がよみがえるかも。

今回は、最新技術を使った「ジオラマ・プロジェクションマッピング」の映像展示も登場。関ヶ原の地形や合戦のときの天候の変化、武将たちの動きなどが刻々と再現されるので、上空から合戦を見つめているような気分になれるのだとか。「立体的なジオラマと最新映像技術の取り合わせという形での展示は、初の試みです」と、広報担当者さん。

合戦に参加した武将たちが戦場でやりとりした手紙などの展示では、生き残りをかけた決死のドラマが読み取れそう。また、関ヶ原の合戦を描いた色鮮やかな屏風や絵巻類は、一級の美術品としても見ごたえ十分。

「徳川家康の素顔」をテーマにした展示では、家康本人が身近に置いて愛用した目器(めき:メガネのこと)や、西洋の「洋時計」などもあり、その人物像に迫る試みも。

国宝や重要文化財などの展示品には、展示期間の限られた貴重なものもあるとか。この機会に、歴史好きの彼や歴女の友人と、関ヶ原の合戦をプレイバック体験してみない?