ハリル監督、W杯コートジボワール戦を“教材”に守備改革に着手

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 さっそく戦術練習に着手した。日本代表は24日、大分市内で合宿2日目の練習を行い、冒頭15分以外は非公開で約2時間、調整した。

 この日午前には宿舎で約1時間のミーティングを行い、昨年のブラジルW杯など過去の映像を使って日本の良さと課題を列挙した。映像の中心は、1-2の逆転負けを喫したW杯グループリーグ第1戦のコートジボワール戦。バヒド・ハリルホジッチ監督は「キミたちを批判するために見せるわけではない」と前置きしたうえで、クロスから2失点したシーンやピンチになった場面などを映像で流し、守備の対応で良くなかった点を次々と指摘した。

 DF吉田麻也(サウサンプトン)によると、指揮官は今後の改善点として「今すぐできる点と、これからやっていかないといけない点」に分けて説明したそうで、トレーニングもそのミーティング内容を踏まえてのメニューとなったようだ。

「今すぐ改善できる点」の例として「プレスのかけ方、いつプレスをかけるか、どれくらいかけるか」を挙げた吉田。FW岡崎慎司(マインツ)もミーティングを受け、チームとしての寄せの甘さを指摘しており、プレッシングに関して細かい指示があったとみられる。

 とはいえ、ハリルホジッチ監督の指摘する課題について吉田は「失点した場面の考え方だったり、思っていることは一緒」と強調。「僕自身、(W杯の映像は)何回も見て、こうしておけばよかったというのは考えていた。そういうマインドが一緒なのは、今後一緒に仕事をするうえで良いこと」と歓迎した。

「今日は特に守備のことをやった。オーソドックスというか、どのチームも最初は守備からつくるもの。守備に関して『これはめずらしいな』というのは特にない。ベーシックだと思う。まだちょっと分からないけど」と、現時点での印象を口にした吉田。初陣となる27日のチュニジア戦に向けた準備期間はわずかだが、ハリルホジッチ監督に妥協はない。

(取材・文 西山紘平)