上昇が続く日本株はいったいどこまで買えるのか? 日経平均株価の年内高値2万1600円、 安値1万7000円割れ、識者の予想の根拠は?

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第3四半期決算の好調を受けて、日経平均は3月に入り1万9400円台まで上昇。強い上昇が続く日本株だが、過熱感が高まっているとの声も聞かれる。そこで、昨年末に2015年の予測を聞いたプロ84人の中から、強気派と弱気派、中立派の16人に改めて年内の予測を聞いた。

最も強気のプロは2万6000円を予測、
昨年末の高値予測を据え置きへ!

 今回の高値予測の平均は2万1675円だったが、最も強気の予測をしたプロ3人は高値予測を据え置いた。最高値2万6000円を予測する大和住銀投信投資顧問の門司総一郎さんは「世界景気の回復と企業業績の好調で上昇基調が続く」と予想。高値2万5000円を予想する大和証券の吉野貴晶さんは「ROE向上が期待される銘柄は大上昇する可能性が高い。これまでの日経平均のPERは16倍程度になると上値が重かったが、ROE改善などの変化を受けて、今後のPERは20倍を上回る可能性もある」と、強気を貫く。

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券景気循環研究所の嶋中雄二さんは「円安と原油安、超低金利の恩恵で3年間ノンストップの好景気に突入し、2016年末頃までに日経平均3万円の可能性もある」と長期での株価上昇を予測する。

 他の強気派も企業業績や世界景気の本格的な回復への確信から、大幅上昇を見込んでいるプロが多かった。

日本郵政の上場時や成長戦略の停滞に注意!
安値予測の平均は1万7000円割れの水準に

 一方で、プロ16人の安値平均は1万6896円だったが、安値1万6000円を予測する松井証券の窪田朋一郎さんは、「年後半は米国の利上げ観測や新興国の景気減速を背景に調整局面を迎える可能性がある」と忠告する。

 強気派を含めた多くのプロが米国の利上げによって、株価はいったん調整する可能性が高いと見ている。年初までは利上げは6月頃と市場関係者の多くは見ていたが、米国の経済指標が強弱まちまちであることから、時期がずれ込むとの見方も出始めた。いずれにせよ、今後は米国の利上げによる株価下落には注意が必要だ。

 また、国内の要因により、年後半に1万5000円までの下落を予測するフィスコの佐藤勝己さんは、次の点を警戒している。

「政府の成長戦略が進まなければ、失望感が再度強まる可能性もある。さらに、日本郵政の上場で需給懸念なども強まってくる」

 日本郵政は上場時の時価総額が過去最高となる見通しで、それが株式市場の需要と供給のバランスを崩し、株価押し下げの材料になる可能性もあるという点には注意が必要だ。

 ところで、3月20日発売のダイヤモンド・ザイ5月号には、こうした日本株予測の記事とともに、3カ月に一度の「買っていい×買ってはいけない人気株500激辛診断」が掲載されている。人気の500銘柄をビギナーにもわかりやすい表現でズバッと売り・買いを判定している。各銘柄には今後の注目テーマの関連マークも付いており、テーマ株探しにもピッタリの誌面となっている。また、この号には、証券口座選びから、注文の仕方、そして高配当、高ROE、PER、PBRの仕組みと使い方を大図解で解説した「入門!日本株」の大特集と割高・割安が一目でわかる「日経平均&上場全3577銘柄の最新理論株価」も掲載されている。日本株の上昇にしっかりとついていくための銘柄選びにダイヤモンド・ザイ5月号を役立ててほしい。
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