インテルは危機的な状況にあり、欧州カップ戦出場が遠のいている。そのため、クラブは夏にロベルト・マンチーニ監督へのプレゼントとして補強をすべく、ビッグネームの一人をマーケットに出さなければいけないだろう。

移籍する可能性がある選手は少なくない。特に注目が、マウロ・イカルディ退団の可能性だ。同選手はまだ契約を延長しておらず、プレミアリーグやレアル・マドリーからの関心を受けている。インテルはイカルディを放出する場合、最低4000万ユーロ(約52億4000万円)の移籍金を望むだろう。

また、サミル・ハンダノビッチもイタリアかイングランドで新たな経験に向かう準備をしている。

中盤でも犠牲が払われるかもしれない。大金を払って獲得したエルナネスは、ミラノでラツィオ時代のレベルを見せることができず。マテオ・コバチッチはマンチーニ監督の構想から追いやられており、一方で欧州では多くのクラブから評価されている。再び輝き出したフレディ・グアリンも常にふるいにかけられている。

すべては、マンチーニ監督が好むトッププレーヤーを獲得して再出発するためだ。そのリストのトップにいるのが、マンチェスター・シティ時代から指揮官がよく知るヤヤ・トゥーレである。難しい取引となるだろう。そのため、マンチーニ監督は自らY・トゥーレに働きかけているところだ。

前線の強化でも、やはりシティに注目だ。エディン・ジェコは前任者のワルテル・マッツァーリ氏も気に入っていた。プレミアリーグでの2シーズンで好不調の波があったステファン・ヨベティッチも、セリエAで再発進したいと願っているようだ。

パリへの道も残っている。パリ・サンジェルマンで不満を抱えているとされるエセキエル・ラベッシのことだ。インテルは1月にすでにラベッシ獲得の可能性を調査している。

だが、最も決定に近いのは、中盤のベテランの獲得だ。モナコとの契約が満了となるジェレミー・トゥラランである。