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 3月FOMCで、予想通り「辛抱強く」という表現は削除され、FRBは基本的にはいつでも利上げができる態勢になった。それでも、結果的にFRBが利上げできなくなることがあるなら、それは株急落が始まった場合だろう。

 では、利上げを行う前に株が急落に向かうことはあるだろうか。2000年以降のNYダウ下落トレンドの始まりは2000年1月と2007年10月の2回だが、これはともに「最後の利上げ」前後のタイミングだった。以上からすると、「最初の利上げ」を行う前に、株安へのトレンド転換が起こることは普通考えにくい。

 ただこれまでのドル高が、「利上げ」のような引き締めの役割を果たしてきた可能性はある。イエレンFRB議長も18日、「強いドルは消費者物価に重しとなっているほか、輸出の弱い伸びや低い輸入物価をもたらしている」との見方を示した。

※<資料>はコチラ⇒http://hbol.jp/?attachment_id=30728

 ドル高という「利上げ」が積み上げられた結果、株安へのトレンド転換が始まることで、実際の利上げができなくなる、そんな可能性も一部で注目され始めている。そもそも最近の米株は、ドル高なら株安、ドル安なら株高といった具合に、「ドル本位制」の動きが強まっている。ドル高を「利上げ」とみなしているということではないか。(了)

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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、投資情報会社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など

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