2018-0409
インターネットへのアクセスの仕方や注意事項、暗黙の了解的な決まり事、さらには情報リテラシーに至るまで、普及浸透に伴い、子供達にはインターネットで可能なこと、使う際にしなければならないことが続々増えている状況にある。学校などで教わり、実際に経験をしながらそれらを習得していくことになるが、保護者もまた大切なインターネットの先生としての立場を有している。今回は内閣府が2018年3月30日に確定値を発表した「2017年度青少年のインターネット利用環境実態調査」の調査結果を基に、小中高校生を子供に持つ保護者における、各種インターネットへのアクセスが可能なデジタル機器の利用状況の現状を確認していくことにする(【発表リリース:平成29年度青少年のインターネット利用環境実態調査結果】)。今調査に関する調査条件などは先行記事【小中高校生のネット機器利用状況をグラフ化してみる】を参考のこと。なお今記事では保護者の回答を対象に精査を行っているが、年齢の明確な区分は無い。ただし子供の学校種類別の区分により、大よその回答者の年齢階層区分は可能と考えられる。具体的には小学生の保護者ほど年下、高校生の保護者ほど年下となる傾向があるというもの。

次に示すのは調査対象母集団全体の利用率。インターネット利用の是非は問わない。


↑ デジタル機器利用状況(2017年、小-高校生の保護者)(複数回答)(インターネット利用の有無を問わず)

スマートフォンは8割強で最上位の端末。インターネットへのアクセスに使われる可能性がある端末として、もっとも利用率が高いのはパソコンで無くスマートフォンとなっている。ついでノートパソコンが5割近く、タブレット型端末が3割強、デスクトップパソコンが2割強、従来型携帯電話が1割強。他方、大人であることから、ゲーム系の利用率はさほど高くない。インターネットテレビが「その他」区分ではもっとも高い値で12.6%。

これを子供の学校種類別に仕切り直したのが次のグラフ。上記説明にある通り、小学生の保護者≒若い、高校生の保護者≒年配的な形で見るのが望ましい。

↑ デジタル機器利用状況(2017年、小-高校生の保護者)(複数回答)(インターネット利用の有無を問わず)(主要機種・学校種類別)
↑ デジタル機器利用状況(2017年、小-高校生の保護者)(複数回答)(インターネット利用の有無を問わず)(主要機種・学校種類別)

順位的にはスマートフォン、ノートパソコン、タブレット型端末、デスクトップパソコンで、どの学校種類でも変わり無し。むしろ注目すべきは、実質的な保護者の年齢階層区分による値の変化にある。

大雑把な形となるが、

・若年層ほど高い…スマートフォン、ノートパソコン、タブレット型端末、携帯ゲーム機、据置型ゲーム機

・年配層ほど高い…従来型携帯電話、デスクトップパソコン、携帯音楽プレイヤー

の動きを示している。類似ジャンルの端末における利用シフト、例えば従来型携帯電話からスマートフォン、がよくわかる動きとなっている。

この流れは子供を有する保護者に限らず、市場全体の動きに違いないが、改めてその実情を再確認させられる次第ではある。