今さら聞けないNISAのメリット・デメリット
2014年1月から始まった投資優遇制度「NISA」。その名前を聞いたことのある人も多いのでは?でも、いまひとつどんな制度なのか。理解できていない人も少なくないはず。
「おしトピ by 教えて!goo」でも「若者がNISAを使わないのは何故だと思う?」と聞いたところ、多くの意見が寄せられた。

■若者がNISAを使わない理由

最も多かった理由は「使わないのではなく、使えないのです。NISAは投資ですが、そういう余剰資金はありません。投資のリスクをカバーできるほどの精神的余裕がないということです」(localtombiさん)と、投資をするだけの金銭的余裕がないという意見だ。

ほかにも「手続き作業が面倒くさい、1000円から出来るとか1万円から出来るとか一体どれが本当なのかわからない」(諸葛英武春さん)、「若い人だけでなく、リスクを伴うマネーゲームに、そうそう参加はできないと思います」(K62さん)といった、やり方がわからないという意見と、株は怖いという意見が寄せられた。

■NISAって何?

そもそもNISAはどんな制度なのだろうか。投資アドバイザーの荒川雄一さんにお聞きした。

「英国で普及している『ISA(個人貯蓄口座)』を参考にしていることから、NIPPONの頭文字Nをつけて『NISA(ニーサ)』という愛称にした制度で、年間100万円までの投資から生じる譲渡益や配当が5年間非課税となります。年間100万円(月々約83000円)の枠があるため、まとまったお金がない人でも、月々の積立で投資を行えるのが特徴と言えます」(荒川雄一さん)

荒川さんいわく、安倍政権下におけるアベノミクスの成長戦略の位置づけとして、国民に対して「貯蓄から投資」を後押しするために創られた制度とも。

定期預金にしても低金利のいま、NISAは将来のためにお金を貯めたい人にとって利用価値のある制度と言えそうだ。

■NISAのメリットとデメリット

具体的に、NISAにはどんなメリットがあるのだろうか。

「何と言っても『利益が出た場合、非課税である』という点です。また、投資を始めてから5年間非課税期間があるので、短期的に利益が出なくても、中期的にプラスになれば良いということです。またリスク商品に投資を行うため、月々約83000円で積立を行う、いわゆる『ドルコスト平均法』を用いることによって、価格の変動を平準化していくことができるので初心者でも比較的投資しやすい仕組みとなっています」(荒川雄一さん)

では反対に、NISAのデメリットはなんだろうか。

「一番は『利益がでなければ意味がない』ということです。NISA口座以外の特定口座などと損益通算ができないため、NISA口座では利益が出なければ利用する意味がありません」(荒川雄一さん)

以上を踏まえてNISAを始めるにあたり、押さえておきたい2つのポイントをアドバイスいただいた。

(1)どの金融機関にNISA口座を開くのかをよく吟味する
良い運用商品を揃えており、比較的手数料の安い金融機関にNISA口座を作る。

(2)「原資の確保」と「プラン作り」をしっかりと行う
どの金融商品に投資を行うか。100万円を一度に投資するのか、月々に分けて投資をするのか。投資する前にしっかりとプランを立てる。

気になる人は専門家から詳細を聞いて、将来の資産形成として検討してみてはいかがだろうか。

柚木深つばさ(Yukimi Tsubasa)