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数々の人気作品を生み出してきた少女漫画雑誌『花とゆめ』(通称、花ゆめ)が40周年! アニメ化やドラマ化、映画化などメディアミクス展開された作品も多数生み出してきました。

【写真26枚】「花とゆめ40th×ナンジャタウン」フォトギャラリー

花ゆめというと、スクールラブ的な学校生活での恋愛ストーリーももちろんありますが、異世界を舞台にしていたり、特殊な能力があったり、ファンタジー要素の強い作品が多いのも魅力。いつの時代も少女たちの胸をときめかせています。

長年続いている『ガラスの仮面』や『スキップ・ビート!』から、現在TVアニメ好評放送中の『神様はじめました』などに至るまで、今も昔も少女たちの記憶に残る、人気作品を輩出し続けている花ゆめ。

現在、池袋のテーマパーク『ナンジャタウン』では、「神様はじめました◎」TVアニメ放送と、「花とゆめ」創刊40周年を記念したイベント『 神様はじめました◎TVアニメ放送記念 花とゆめ40th × ナンジャタウン』を開催中。作品をモチーフにしたオリジナルメニューや付録の展示などを元に、懐かしの作品を含む10作品を振り返ってみようと思います。

オリジナルメニューはいくつもの餃子店やデザート店が並ぶ「ナンジャ餃子スタジアム」と「福袋デザート横丁」とコラボ。餃子店とのコラボメニューは、メニューのどこかに必ず餃子が使われています! どこに入っているか一見わからないものもあるので、予想しながら廻るのも面白そうです。

【パタリロ!】
1978年に連載を開始し、『別冊花とゆめ』に移行して現在も連載中! 架空のマリネラ王国を舞台に、国王でもある主人公パタリロが巻き起こす騒動を描く、破天荒コメディ。スパイものやミステリー、SFに魔術などが絡むオカルトまで、多彩なジャンルのストーリーに加え、耽美なBL要素まで含んでいる作品。

連載当初にあった読者投稿コーナー“パタリロはみだしファンクラブ”通称“パタはみ”は今はなくなってしまったそうで、ちょっと寂しい。

コラボメニューの「パタリロのクックロビン餃子」は、なんて再現度の高いパタリロ・ド・マリネール8世でしょうか! 海老ニラ餃子とイモ餅で作られた顔や胴体に、パン生地で髪の毛や服を付け、立体的なパタリロに。「だ〜れが殺したクックロビン♪」のポーズが決まっています。

【赤ちゃんと僕】
3歳の弟・実(みのる)とそのお兄ちゃん・拓也、2人を男手ひとつで育てるパパ・晴美という榎本家のお話。基本的には兄弟や親子の絆が描かれているのですが、最終回の衝撃的な展開で、子供心に深く印象に残っている作品。筆者はTVアニメで見ていましたが、今でも思い出すと涙がこみ上げてきます。少女漫画の枠を超えた、幅広い世代に伝えたい傑作。

メニューは「みのるの大好き!くましゃんライス&餃子プレート」。ああ、このくましゃんが……と、また物語を思い出すと泣けてきてしまいそうですが、メニューは実の愛らしい笑顔が思い浮かぶ、キュートな出来栄え。

【紅茶王子】
お茶会同好会に所属する主人公・奈子(たいこ)たちが、月夜のお茶会でアッサムとアールグレイという2人の紅茶王子を呼び出すところから物語は始まります。紅茶の王子様という設定だけでもロマンチックなのに、その美しい容姿にもときめく! 異国の香り漂う王子様とのマジカル学園ロマンス。

そして新シリーズ『桜の花の紅茶王子』が2012年よりスタート。サクラティーの紅茶王子・サクラを召喚した吉乃の物語です。ウワサによると前作のキャラも出てくるとか! 紅茶王子の世界にハマった人はぜひ手にとってみて。

アッサムとアールグレイが魔法をかけた「紅茶王子の魔法のパンケーキセット」は、クレープで出来た星や煌めくアラザンが華やか。魔法のかかったパンケーキとホットのアールグレイティーは相性抜群です。ティーバッグの持ち手の紙タグも『紅茶王子』仕様に。ギフトや持ち帰り用に販売して欲しい!

【フルーツバスケット】
主人公・本田透と、十二支の秘密を背負う、物の怪憑きの奇妙な体質を持つ草摩家の人々との、さまざまな心の交流を描く作品。異性に抱きつかれると動物に変身してしまう物の怪憑きは、それゆえに多くの心の傷を負っています。透の大きな優しさと複雑な心理描写、そしてホッと一息つかせるギャグ要素が魅力。

メニューは「透と夾のフルーツたっぷり☆キュートなフルーツバスケット」。この作品タイトルなら、フルーツバスケットを作らないわけにはいきませんよね! 猫になった夾が、フルーツいっぱいのタルトから顔をだし、隣のストロベリーケーキには透と由希も描かれた旗が。フルーツてんこ盛りの春らしいスイーツ。

【天使禁猟区】
兄妹の禁断のラブストーリーものかと思いきや、主人公が天使や悪魔たちの戦いに巻き込まれていくダーク・ファンタジー巨編。天使アレクシエルの生まれ変わりの「選ばれし真の救世使」である刹那が異世界を巡るといった、もう中二心をくすぐりまくる設定満載。登場人物はとても多いですが、それぞれの糸が繋がっていく後半は読んでいてスッキリします。

物質界(アッシャー)、星幽界(ヘイディーズ)、神性界(アツィルト)など、多くの世界や地名が聞き慣れない単語で登場し、混乱した人も多いのでは?

「エンジェルウィングアイスパフェ」は天使の羽といばらの棘をチョコレートで表現。きちんと左右に広がった羽が素敵。バニラで刹那を、ブルーベリーミルクでジブリール、黒ゴマや黒松の実が入った漆黒ジェラート“ネッロ”でアレクシエルをあらわした、作品の世界観がよく出ている、見た目にも驚きのデザート。

【なんて素敵にジャパネスク】
氷室冴子先生の平安時代の宮廷貴族社会を舞台にした少女小説シリーズを元に、山内直実先生が漫画化。生涯独身と心に決めていた大納言家の瑠璃(るり)姫は、ひょんなことから高彬(たかあきら)と婚約。ドタバタ平安ラブコメディです。

当時読んでいた読者は、瑠璃の結婚で漫画は終わったと思っている人もいるのでは? 10年以上の時を経て、2004年に連載再開! “人妻編”が連載され、コミックス第11巻で完結してます。

高彬と結ばれた後、瑠璃が読んだ意味深な歌をモチーフにした、「新婚・瑠璃の桃の茶巾包み餃子」がコラボメニュー。瑠璃と高彬、鷹男の3人を3色のクリームで表現。一風変わったデザート餃子は、黒蜜をかけて召し上がれ。瑠璃の歌が書かれた扇子が添えられているのもポイント。

【学園アリス】
特殊な能力(天賦の才能)“アリス”を持つ人間のみが通える究極の学校『アリス学園』を舞台にした日常を描く、ほんわかふしぎ学園モノ。だと思わせて、アリスや学園を巡る闇や、アリスを使うことで生じる命のリスクなど、なかなかシリアスな要素も多く、時空を超えたりといったファンタジー展開も。長く続いた連載も、ついに2013年最終回を迎えました。

学園アリスといえば、「Mr.ベア」と「ジャイアントピヨ」。メニューに盛り込み「ベア&ジャイアントピヨ盛り!学園アリスプチ餃子丼」が完成。茶色のミスターベアは肉団子で、黄色いジャイアントピヨはマッシュポテトで再現。後ろには星で飾り付けられた餃子がそびえ立つ、メルヘンチックなプチ丼。食べる時は、殴られぬよう、潰されぬよう注意!?

【暁のヨナ】
昨年秋からTVアニメも放送中。高華王国(コウカおうこく)の皇女だった主人公・ヨナは、陰謀により国王である父を殺され、王都を追われる身に。将軍のハクと共に伝説の戦士・四龍を集める旅に出るヨナ。生きるため、剣を手にし戦う道を選んだ少女の大河ファンタジー・ロマンです。

「餃子入り!ラブリーぷっきゅーサンド」は、バターロールに香ばしく焼いた鉄なべ餃子とたまごをサンド。そこにトマト味のマッシュポテトでデコレーションしたら、リスの「ぷっきゅー」が出現! 餃子はどの部分なのか、よく目を凝らしてみると、ぷっきゅーの耳が餃子でした。見た目はとってもラブリーですが、腹ペコさんも満足のボリューム。

【ぼくの地球を守って】
輪廻転生する主人公たちの前世の記憶をめぐる人間関係や時を越えた恋愛を描いた、泣ける名作と語られる、近未来SF漫画。前世の話が複雑に絡み合い、それでいて伏線の回収が見事という、作りこまれた奥深いストーリーが今でも多くの人に支持されています。

続編の『ボクを包む月の光』は『ぼくの地球を守って』から16年後、亜梨子と輪の子供・蓮が主人公の物語。昨年最終回を迎えています。ですが、今月発売の『別冊花とゆめ』から、“ぼく地球”は3rdステージへ突入! 新章『ぼくは地球と歌う』がスタートします。まだまだ終わらない“ぼく地球”の世界。気になった人はこれを機に読み始めてみては?

メニューは「亜梨子のお手製!輪に贈る“餃子グラタン&ミニおでんセット”」。どう見ても普通のグラタンにしか見えませんが、ホワイトソースの下には牛肉たっぷりの餃子で有名な「包王」の餃子が隠れているんです! ミニおでんが付いた和洋中が楽しめる新感覚の組み合わせは、原作を読んでいればニヤリとするはず。

【TVアニメ神様はじめました◎】
現在TVアニメ第2期がテレビ東京にて毎週月曜深夜2:05〜放送中(他系列局にて放送中)で、今回のイベントのタイトルにも入っている大人気作品。家がなくなってしまった主人公・奈々生が神社に仕える妖狐・巴衛とキスで契約! ミカゲ社の土地神となった奈々生と、神使となった巴衛との妖かし系ラブコメディ。

これぞ王道の少女漫画。見ていると恥ずかしくなるほどドキッとするシチュエーションに、漫画でもアニメでもキュンキュンしっぱなし! また、主人公の女の子・奈々生が素直で頑張りやさん、というところも好感度が高い理由なのではないでしょうか。まっすぐ向かってくる奈々生に、心を開き、過去のトラウマを解きほぐされていく巴衛。妖かしと人間の恋模様に目が離せません。 

今回の中心作品ともあって、コラボメニューは3種類用意! チョコレートで鳥居まで鮮やかに再現された「奈々生と巴衛のミカゲ社クレープ」に、白蛇の神使・瑞希をイメージした「瑞希の白蛇&お神酒ジェラート」のデザートメニュー。

「地獄の堕天使!KURAMAの人気絶頂☆餃子」は、中央に今回のイベント限定の“猫耳鞍馬”のプレートと、そこから伸びる黒い海苔の翼。超人気絶頂アイドルKURAMA!の手にかかり、餃子には黒いソースが! 彼の毒牙に掛かる前に、美味しくいただいて。

フードメニュー以外にも、10作品の第1話を手にとって読める“ハナユメ・ミュージアム”を設置。訪れた人が口々に「懐かし〜!」「これ持ってる」「この最終回ってどうなったんだっけ?」と話していました。

また、パネルにはそれぞれ漫画家の先生が選んだ思い出深いシーンが、コメント付きで貼りだされています。「このシーンだけで泣ける」と、感慨深く選ばれたシーンを眺めている人もいて、先生たちの想いを知ることができる展示に作品ファンもつい見入ってしまうよう。

歴代の付録が並ぶ展示コーナーも。『天使禁猟区』の応募者全員サービスのOVAが並んでいて、思わず「うわ!」と声をあげてしまったほど。懐かしい作品や展示物に触れると、当時の自分のことまで蘇ってきます。

作品年表を見ていると、『スキップ・ビート!』と『学園アリス』は同じ年から連載始まったんだ! とか、そういえば『笑う大天使』は上野樹里で映画化したな〜とか、『ヴァンパイアホスト』のドラマはデビューしたての小向美奈子が主役やってたな……とか。思い出をいろいろ語れそう。

あなたの思い入れの強い作品はどの漫画でしょうか? 友達とどのキャラが好きだったか告白しあったり、気になっていた名作を一気読みしてみたり。または、しまいこんでいた思い出の作品をもう一度取り出してきて、花ゆめ40年の節目に、また少女の気持ちに戻ってみてはいかがでしょうか?


◆『神様はじめました◎TVアニメ放送記念 花とゆめ40th × ナンジャタウン』
開催期間:2015年4月5日(日)まで
実施場所:ナンジャタウン内
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