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消臭・除菌スプレー ファブリーズなどを展開するP&Gが行った、小学生以下の子どもを持つ20代から50代の母親300人を対象に行った調査で、母親の菌に対する理解の不十分さと室内の除菌の実態が明らかになった。

まず、家庭内の菌が増える季節はいつだと思うか聞いたところ、「夏」(62.0%)に次いで「冬」(27.0%)という結果に。「春」を挙げる人は9.7%だった。しかし、環境微生物学が専門で、微生物をコントロールする方法を研究する近畿大学農学部環境管理学科教授の坂上吉一先生によると「菌の増殖には温度と湿度の上昇が重要なため、冬よりも春、菌の増殖スピードは速くなる」とのこと。春は菌が増える季節であることが、まだ知られていないようだ。

また、室内の場所別に掃除などのお手入れをしている箇所については、「トイレの便器」と答えた人が最も多く99.0%。以下、「お風呂の浴槽」(98.3%)、「キッチンシンク」(98.0%)、「トイレの床・壁」(98.0%)など水周りが上位を占めた。一方、「ソファ」や「ベッド」など洗いにくい布製品をお手入れしている割合は、それぞれ57.7%、59.0%と6割を下回った。

また、掃除が疎かになっていると感じる場所では、「窓・網戸」(53.7%)、「カーテン」(41.7%)、「お風呂の床・壁」(41.3%)、「庭・ベランダ」(40.0%)の順。「ソファ」、「ベッド」はそれぞれ21.0%、22.0%と低く、実際にお手入れも疎かになっている上に、その認識も薄い、お掃除の“盲点”となっている箇所である実態が浮き彫りとなった。

さらに、ソファやベッドの具体的なお手入れの方法としては、「掃除機をかける」(ソファ48.0%、ベッド48.6%)が多数を占めた。「消臭・除菌スプレーをする」と答えた人はそれぞれ28.9%、27.7%といずれも3割を下回り、その頻度を問う別の質問でも毎日除菌を行っている人はソファが2.9%、ベッドが3.4%に留まった。

そのため、布製品の除菌について自己評価を聞くと、8割近く(76.7%)が「しっかりケアしたいがきちんとできていないと思う」と不十分なことを認めており、その理由としては「きちんとした除菌方法がよくわからない」(85.0%)や「除菌はしているが、どの程度効果があるのかわからない」(62.0%)など、“わからない”ことが主にあげられた。

今回の調査結果について、前述の坂上先生は「ソファなどの洗えない布製品のケアについては、菌を増やさないよう定期的にケアすることが大事です。ソファに座るなど、布製品を使うとどうしてもフケや汗、あかなどの汚れ(有機化合物)はついてしまい、そういうところには菌が住みやすくなっています」とコメント。具体的な方法として「洗って菌を落とせない布製品については、除菌は絶対に必要なケアと言えます。消臭・除菌スプレーによる除菌は、手っ取り早く理にかなっていると言えます」とアドバイスし、菌が繁殖しやすい春からの除菌対策の必要性を訴えている。

ほか、「一度除菌をしても、環境によってまた菌が増えてきます。消臭・除菌スプレーにはアルコールと消毒剤が入っており、使うとアルコールはすぐ飛びますが、消毒剤は残ります。消毒剤の残留効果、積み足しがあるので、除菌の回数が増えるほど除菌の効果は高まると考えられます。消臭・除菌スプレーは繰り返し使い、何度もこまめに除菌を行うことが重要です」とコメントしている。

暖かくなってくるこれからの季節、盲点になりがちな布製品についてこまめに何度も除菌をしてあげることが、清潔に暮らすには重要だと言えそうだ。

(神野恵美)