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新生活の始まりで出会いが多くなるこれからの季節、まず大切にしたいのが第一印象。その決め手のひとつとも言える笑顔とともに口元からこぼれる白い歯を目指してみたらいかがだろうか。

このほど、歯磨き剤などに使用される“メタリン酸ナトリウム”を配合したガムに、コーヒーによるステイン着色を除去するホワイトニング効果があることが、試験管試験で確認された。菓子メーカー・ロッテの研究開発を担うロッテ中央研究所が、2月に発行された東京歯科大学学会誌「歯科学報」第115巻第1号誌上で発表した。

 以前マイナビニュースでもメタリン酸ナトリウムについては歯科医の方に取材を行ったが、その際にも、メタリン酸ナトリウムが配合されたガムを噛んだり、歯磨き粉を使用して歯磨きをするだけでもホワイトニング効果は十分期待できるとのことだったが、こちらが最新の研究で確認された形となる。

研究では、コーヒーによって歯に付着したステインを除去する効果を持つガムに配合する成分として、歯磨き剤への使用でステイン除去効果の研究が進んでいるリン酸ナトリウム類のうち効果の高い、リン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウムの4種類を選定。次にチューインガムとして応用する上で、ガム成分であるキシリトール・マルチトールといった糖アルコール、および酸味料であるクエン酸と、リン酸ナトリウムとの相互作用、なかでも特にステイン除去への阻害の有無を検証した。さらに、これらの成分を加えて製造したチューインガム製品の抽出液を用いて、ステイン除去の効果を比較した。

また、研究の際に歯の検体として、歯の表面を覆うエナメル質の主成分であるハイドロキシアパタイトのディスクを使用。試験管試験のため、口腔内の条件を模するようすべての実験を唾液存在下で実施している。

その結果、リン酸ナトリウム類での評価では、リン酸ナトリウムにはステイン除去効果がみられなかったものの、ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウムで同等のステイン除去効果が見られた。次に、チューインガムに使用される成分のうち、マルチトール・キシリトールの糖アルコールにはメタリン酸ナトリウムのステイン除去効果への影響が見られなかった。一方で、クエン酸はステイン除去効果を阻害する結果が示された。

さらに、メタリン酸ナトリウム配合ガム抽出液、メタリン酸ナトリウム&クエン酸配合ガム抽出液への浸漬では、唾液のみ、およびメタリン酸ナトリウムを含まないが他の組成が同じ対照ガム抽出液への浸漬と比較して高いステイン除去効果が示された。

同研究所では、こうした一連の結果からメタリン酸ナトリウムにステイン除去効果があると結論づけ、歯のホワイトニング効果が期待できる有効成分として選定した。

このように歯のホワイトニングに有効な成分"メタリン酸ナトリウム"を含む商品などを日常に取り入れ、この春から、周りに差をつけるさりげない"身だしなみのひとつ"として白い歯を目指してみてはいかがだろうか。

(神野恵美)