不振のチームにあって、ゴールからも遠ざかっている本田。とはいえ、調子自体は悪くはない。 (C) Getty Images

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 ハリルホジッチ監督率いる新生ジャパン。Jリーグでプレーする国内組に続いて、国外組の近況チェックをお届けしよう。
 
【日本代表PHOTO】ハリルホジッチ体制の初陣メンバー|FW&MF編
 
FW
本田圭佑(ミラン)
今季成績(セリエA):22試合・6得点
 
 アジアカップ以降、7試合出場・無得点(コッパ・イタリア1試合を含む)。チーム自体が混乱状態にあるなかで、決定的な仕事ができない背番号10への風当たりは強い。頻繁に変わる戦術の関係でスタメンから外れることもしばしばだが、決して指揮官の信頼を失ったわけではなく、攻守での献身的なプレーは一定の評価を得ている。すでに国内カップも敗退してリーグ1本に絞られており、疲労の蓄積は少なく、コンディションは悪くないだろう。
 
FW
岡崎慎司(マインツ)
今季成績(ブンデスリーガ):23試合・10得点
 
 2月17日に発足したシュミット新体制下でもエースの座は揺らいでいない。24節のボルシアMG戦で10試合ぶりのゴールを奪うと、続くアウクスブルク戦でシーズン得点数を二桁に乗せた。底知れぬスタミナや献身性も健在だ。
 
FW
大迫勇也(ケルン)
今季成績(ブンデスリーガ):19試合・2得点
 
 24節のフランクフルト戦で4試合ぶりに先発から外れるも、秀逸な飛び出しを見せた79分にシーズン2点目をゲット。ボールに絡む頻度が限定的とはいえ、動き出しの質は結果から遠ざかっていた頃から悪くない。
 
FW
乾 貴士(フランクフルト)
今季成績(ブンデスリーガ):21試合・1得点
 
 2試合ぶりに先発した直近のパーダーボルン戦で躍動。得意のスルーパスと丁寧な横パスを駆使し、チーム最多となる4〜5アシスト目を記録した。フランクフルトの首脳陣は今シーズン末で切れる契約の延長を示唆する。
 
◆バックアップメンバー
FW
柿谷曜一郎(バーゼル)
今季成績(スーパーリーグ):11試合・2得点
 
 3月4日のスイス・カップ準々決勝が大きな転機に。昨年11月以来の公式戦出場を果たすと、4部のクラブを相手に格の違いを見せつけるハットトリック。直近2試合のリーグ戦とCLのポルト戦ではジョーカー役を担った。
MF
長谷部 誠(フランクフルト)
今季成績(ブンデスリーガ):24試合・0得点
 
 出場停止だった22節を除き、リーグ戦の全24試合に先発している。労を惜しまないハードワークや高い危機察知能力を武器に、4-4-2システムの守備的なボランチとして高度に機能。中心選手としての風格を漂わせる。
 

 
MF
香川真司(ドルトムント)
今季成績(ブンデスリーガ):19試合・1得点
 
 3アシストを記録した2月は明らかに調子を上向かせていたが、ここにきて低調なパフォーマンスに終始。消える時間が長いうえ、ボール保持時はアイデアとクオリティ不足を露呈し、決定的な違いを作り出せていない。
 
MF
清武弘嗣(ハノーファー)
今季成績(ブンデスリーガ):24試合・4得点
 
 今シーズン4得点目を記録した24節のバイエルン戦では、質の高いパスやドリブルも。続く直近のボルシアMG戦ではチームトップの走行距離を叩き出すなど、状態の良さを窺わせている。いずれも本職のトップ下で先発。
 
◆バックアップメンバー
MF
郄萩洋次郎(ウエスタン・シドニー・ワンダラーズ)
今季成績(Aリーグ):6試合・1得点
 
 今シーズンから加入したアジア王者のウエスタン・シドニー・ワンダラーズでは、持ち前のセンスを活かして攻撃のタクトを振るっている。ポポヴィッチ監督からはバランス感覚を評価されており、ACL・2節の鹿島戦ではボランチでプレー。決勝点を挙げるなど活躍を見せた。フィジカル重視のAリーグでハイレベルなパフォーマンスを維持しており、守備への意識も高まっているようだ。
DF
内田篤人(シャルケ)
今季成績(ブンデスリーガ):19試合・0得点
 
 爆弾を抱える右膝に加え、左膝の状態も悪化。3月7日の24節ホッフェンハイム戦後にディ・マッテオ監督と話し合いを持ち、以降は大事を取って出場機会を制限している。CLのR・マドリー戦(10日)はベンチスタート、25節ヘルタ・ベルリン戦(14日)はベンチに座ったままだった。
 

 
DF
長友佑都(インテル)
今季成績(セリエA):10試合・0得点
 
 アジアカップから復帰後の2試合目(2月8日の22節パレルモ戦)でハムストリングを再び痛めて退場し、以降、戦列を離れたままだ。全治6週間と診断され、順調な回復ぶりで復帰が早まるかもしれないとの情報も流れたが、インテルのチームドクターは3月17日、「日曜(=22日の28節サンプドリア戦)の復帰は難しい。ブレイク(代表ウィーク)明けだろう」。27日のチュニジア戦、31日のウズベキスタン戦も出場は難しいか。
 
DF
吉田麻也(サウサンプトン)
今季成績(プレミアリーグ):17試合・1得点
 
 アジアカップ以降、チームの全7試合中6試合に先発フル出場。うち3試合は不慣れな左SBをそつなくこなし、クーマン監督から「マヤのような選手はチームにとって重要な存在」とお褒めの言葉を頂戴した。直近のチェルシー戦は、怪我から復帰したアルデルワイレルドにスタメンの座を譲ったものの、動きはシャープ。ハリルホジッチ新監督にしっかりアピールできそうだ。
 
DF
酒井高徳(シュツットガルト)
今季成績(ブンデスリーガ):18試合・1得点
 
 最下位に沈むチームの中で、左SBのレギュラーとして奮闘しているが、直近のレバークーゼン戦では精彩を欠いた。対面したドイツ代表MFベララビに決定的な仕事を許しただけでなく、失点に繋がるパスミスも……。
 
DF
酒井宏樹(ハノーファー)
今季成績(ブンデスリーガ):20試合・0得点
 
 今年1月に加入したJ・ペレイラに定位置を奪われ、ブンデスリーガの直近5試合中4試合で出番なし。ウインターブレイク明けの8試合で未勝利に終わっているチーム同様、フラストレーションが溜まる日々が続く。
 
GK
川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
今季成績(ジュピラー・リーグ):11試合・26失点
 
 昨年12月11日のELフェイエノールト戦以来、スタンダールのゴールマウスに一度も立っていない。本人は3月上旬、公式ブログに「練習の中で自分と向き合う毎日」と綴っている。危惧されるのは、やはり試合勘の欠如だろう。