リニューアルから4か月。「明るい廃墟」だったピエリ守山の現在
『豊かな自然にかこまれて1日をクルージング』をコンセプトに2008年9月に開業し、一時は人気スポットになっていたこともある滋賀県守山市のショッピングモール、「ピエリ守山」。

 しかし、世間的には、周辺にライバル店が出店したことなどで客足が遠退き、最終的にはテナントがほとんど離れソーシャルを中心に「明るい廃墟」とさえ呼ばれていたことのほうが記憶に残っているだろう。

 そんな廃墟同然だったピエリ守山だが、昨年12月にリニューアルオープンしたことが話題になった。H&MやZARAなど外資系ファストファッションの店を集め、店内のレイアウトも大幅に変更し、渾身のリニューアルを図ったのである。ただ、1〜2月くらいに各メディアで報じられた記事では、まだ店舗準備中の区画や未入店区画なども目立ち、少なからず半笑いだったりまだまだ不安を残した感じで紹介するような記事があったのも事実。

●ハフィントン・ポスト「もう廃墟とは言わせない! ピエリ守山潜入記」http://www.huffingtonpost.jp/riko-murai/pieri-moriyama_b_6551768.html

●日経トレンディネット「ピエリ守山は”廃墟モール”から復活できる? 来店客の評判は」http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20141226/1061958/?ST=life

●GIGAZINE「あのピエリ守山が「もう廃虚とは言わせない」とリニューアルオープンするので実際に見に行ってきました〜前編〜」 http://gigazine.net/news/20141215-pieri-moriyama-renewal-open/

 確かに、これらの報道を見ると、まだまだシャッターが降りた店舗や区画が埋まっていない店舗もあるようで、不安がないとは言えないように思える。「GWまでにはすべての店が埋まる」という話だったが、3月現在、どうなっているのだろうか?

 3月某日、平日の午後4時くらいという中途半端な時間に件の「ピエリ守山」を訪れてみた。

◆オープン直後は空いていた区画にも店が

 駐車場を眺めてみると、平日の午後4時とはいうものの結構車が停まっている。場所柄、駅からはかなり離れており、一番近い堅田駅から来る場合も有料の琵琶湖大橋をわたらなければ来られないため、基本的に車で来る人が多い。しかし、駐車場の警備員さんも手持ち無沙汰な風はなく、訪れる車を仕切っていた。

 店内に入ると、これが1〜2月くらいに報じられていた様子とはまったく異なり、ほとんどの店がオープンしている! かつて「明るい廃墟」と言われたガラーンとした空間はどこへ行ったのか。首都圏近郊にもあるショッピングモールにも入っている外資系ファストファッション店を中心に、店内が「特に書くことがない」くらい普通に運営されているではないか。

⇒【写真】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=30150

 ピエリ守山を管理運営するサムティの担当者はこう語る。

「来場者数については公表していませんが、おかげさまで順調に推移しております。リニューアル当初はまだ入っていない区画もありましたが、2月に7店舗オープンして現在は店舗数は110店舗。さらに3月・4月で8店舗新規出店予定となっています」

 そう、リニューアル当初の報道に比べれば店舗数も増え、「空いてる区画」に見える空間もほとんどなくなっているのだ。

「リニューアルが順調に行った理由としては、いくつかの理由があります。

(1)H&MやZARA、GAPなどの大型店舗が集積する商業施設は日本でも数少なく、これらの外資系ファストファッションが一同に集まったことでかなりのインパクトがあったと考えております。

(2)店舗のレイアウトです。前回は建物の構造上全く回遊性が取れなかったため、今回は、施設入口・通路を倍以上増やし、かつ核テナントを1階通り抜け、及び1階・2階のメゾネットタイプにしたことで、核テナントからのシャワー効果で琵琶湖側、2階にも人が多く流れる建物構造としています。