<資料>
 注目の3月FOMC終了後、ドルは全面安になった。これは、ドルの総合力を示す実効相場が90日移動平均線からの乖離率で見ると記録的な上がり過ぎになっていたといった意味では、その修正が入ったということになるだろう。では、ドル安なら円高になるだろうか。

 円の総合力を示す実効相場は、足元で90日線を上回っている<資料参照>。これは2013年以降では円高の行き過ぎ圏といった意味になる。2013年以降とは、株安、円高のリスクオフ拡大が限定的ななかでアベノミクスの株高、円安が展開してきた局面だ。要するに、2013年以降のパターンに変わりなく、株安にならなければ円高にもならない可能性が高い。

※<資料>はコチラ⇒http://hbol.jp/?attachment_id=30120

 ドル/円も2013年以降は90日線を大きく割り込む動きにならない状況が続いてきた。そのパターンが変わらなければ、足元もドル安・円高が進む余地は限られそうな位置にある。

 以上をまとめると、株高が続くなら、足元はドル/円もクロス円も買いが奏功する局面だろう。株安へ転換する可能性が出てきて初めて、2013年以降ではなかったほど円高が広がる可能性が出てくる。個人的には、すべては株、つまり2012年後半から続いてきたリスクオフが本格拡大しない構図に変わりないかの見極めがすべてだと思っている。(了)

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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、投資情報会社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など

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