春から年央にかけて為替相場はどう動くのか、FX(外国為替証拠金取引)の戦略とは、為替のスペシャリスト、松田トラスト&インベストメント代表の松田哲氏が解説する。

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 米ドルにこれから投資をしたいと思っている人は、1米ドル=115円を割れる局面があれば、その付近で買ってもいいだろう。

 年央までの3か月間で考えると、クロス円を売っていくのが戦略としていいだろう。しかし、底値をつけたら、その時点で終了となる。ユーロ/円は3月現在、130〜134円前後で推移しているが、120円付近まで下落したら対ユーロでの円高局面は終了と判断してよいだろう。今後、米ドル/円が上昇していくようであれば、あらためて円安方向に進むのではないか。

 それならば、最初からユーロ/米ドルを売っていくほうがわかりやすく、私はそちらをすすめたい。ユーロ/米ドルは、まだまだ売れる余地があり、現在の相場で最も効率的で有効な戦略はユーロ/米ドルを売っていくことだと考えている。米ドル/円は膠着状態が続きそうだが、ユーロ/米ドルは積極的なドル高方向が明確だからだ。

 ユーロ/米ドルの売りのターゲットは、パリティ(1米ドル)近辺と考えられる。1ユーロ=1.2米ドルを割れたら、1米ドルを意識したい。この他、豪ドル/米ドルを売っていくのもいいだろう。ユーロ/米ドル同様、まだまだ落ちて行く可能性がある。

※マネーポスト2015年春号