当日の様子

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博報堂と独立行政法人の国立循環器病研究センターは、生活習慣病リスクが低い食品に認証マークを付与する「健康生活認証」事業を2015年7月からスタートすると、3月17日、都内で開かれた記者会見で発表した。

食事などの生活習慣の改善によって心臓病や脳卒中、高血圧といった循環器疾患のリスクが減り、国の課題である医療費抑制につながるとして、同事業は健康寿命を延ばす生活スタイルの拡大を目的としている。

カロリーや塩分量などが認証条件

「健康生活認証」事業では、国立循環器病研究センターの医学的知見にもとづいた認証基準を定めて公開し、食関連の事業者から申請を受けつける。センター内に設置する審査委員会がチェックし、基準を満たした商品に「健康生活認証マーク」の使用許諾を有償で与える。

国立循環器病研究センター研究開発基盤センター長の妙中義之氏は、

「循環器病リスクを低減するために、国民の寿命の延伸のために一人ひとりの生活習慣を変えていく。循環器病にいい食事をいくら伝えても広がらないが、いろいろな企業とビジネスにすることで、初めて世の中に広がっていくという考えで取り組んでいく」

と狙いを語った。

認証マークの付与条件は、1食当たりのエネルギー量が600〜700キロカロリー程度、食物繊維6グラム以上、塩分2グラム以下、「いつもの食事として続けられるおいしさ」に加え、厚生労働省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」基準の安全衛生管理を実施していることなどを満たすことなど。

商品を通じた生活習慣の提案も認証基準に含めている。博報堂 関西支社テーマビジネス開発局 局長代理の荻洲貞明氏は、「生活習慣提案のアクティブな取り組みを促す。企業と一緒になって事業性を検証していく仕掛けにしている」と説明した。

「健康生活認証」に関するウェブサイトも3月17日に開設。企業向けの認証応募機能のほか、生活者向けの正しい食習慣の啓蒙を行う。今後は認証を取った商品の紹介や食生活チェックシートなどのコンテンツを掲載する予定。