ここまでゴールこそないものの、その打開力はアジアの舞台でも異彩を放つ。大津の突破力は魅力的だ。(C) SOCCER DIGEST

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 3月27日(チュニジア戦)、31日(ウズベキスタン戦)に開催される国際親善試合に向けたメンバー発表が、同19日に行なわれる。
 
 ハリルホジッチ新監督が就任後、初の招集メンバーとなるだけに、どのような顔ぶれになるのか大きな注目を集めているが、やはり期待したいのはワールドカップ、アジアカップと低調な結果に終わった日本代表を、活性化し得る新たな人材だろう。
 
 そこで『サッカーダイジェスト』では、進境著しく際立ったパフォーマンスを見せているJリーガーを厳選し、“いま日本代表で見てみたい”選手をピックアップした。
 
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興梠慎三(浦和/28歳)
 
 昨季終盤の右腓骨骨折から復活を遂げ、本人は「むしろ以前よりいろんな意味で強くなれた」と語る。その言葉どおり、これまでより一段とピリッと効いた「味」のあるプレーを見せる。敵陣の急所を抉るポストプレーはさらに厳しいところをピンポイントで突き、湘南戦では勝負どころを嗅ぎ分けるより鋭敏な“嗅覚”を発揮して、起死回生の同点ヘッドをねじ込んだ。
 
 リハビリ中は年末年始も栄養管理に気を遣い、コンディションをとにかく万全に整えて今季に臨んだ。自分自身としっかり向き合った時間が、変化と進化をもたらした。そのスケールアップした興梠を、代表のピッチでぜひ見せてほしい。
 
FW
大津祐樹(柏/24歳)
 
 調整が遅れていたが、徐々に本領を発揮。独創性のあるドリブルと失敗を恐れないチャレンジ精神、プレーのダイナミックさは、観る者に「きっとなにかをやってくれるはず」という期待感を持たせる。
 
 欧州では球際の強さに磨きをかけ、フィジカル面でもスケールアップ。3月17日のACL山東魯能戦では体格面で優る中国の選手相手にも当たり負けせず、ドリブルはファウルでなければ止まらないほど。2013年以来のA代表でプレーする姿を見てみたい。
 
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小林 悠(川崎/27歳)
 
 今年のアジアカップでは代表に招集されながら未出場に終わったものの、その鬱憤を晴らすかのように川崎では開幕戦から躍動している。持ち前の裏への飛び出しで脅威を与えるだけでなく、足もとにボールを収めて鋭いターンから攻撃の起点となるなど、プレーの幅も広がっている。
 
「もう少しプレーの精度が上がってくればJトップクラス」と中村も太鼓判を押すだけに、再び招集されてもサプライズ感は誰も抱かないだろう。
 
FW
指宿洋史(新潟/24歳)
 
 今季はここまでレギュラーからは外れているものの、195センチという高さは魅力的だ。ボックス内での存在感は圧倒的で、空中戦のみならず、多少アバウトなボールでも強引にシュートに持ち込めるテクニックも兼備している。
 
 これまでの日本代表のようなショートパスを主体とした中央突破の攻撃にはフィットするか分からないが、新監督がサイド攻撃を重視するようであれば、強力な武器になることは間違いない。
FW
村田和哉(清水/26歳)
 
 縦へのスピードは、Jリーグ屈指のものがある。昨季は主にジョーカーとして途中出場が多かったが、今季はスタメンを獲得。懸念された90分通したスタミナも問題なく、開幕戦では2アシストを記録した。
 
 確かに、技術・戦術レベルは代表クラスには届いていないかもしれない。それでも、一芸に秀でたスピードスターは黙々と努力を重ね、成長を続けている。昨季の清水を“救った”勝負強さも独特の魅力であり、まずはジョーカーとして、日本代表を取り巻く停滞感を打ち破ってほしい。
 
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永井謙佑(名古屋/26歳)
 
 今季は開幕から2試合でいまだゴールはないものの、観る者の目を奪う爆発的なスピードはやはり魅力的。それに加え、昨季はフィニッシャーとしての勝負強さも発揮しキャリアハイの12得点を記録した。