任天堂とDeNAが業務・資本提携 スマホでも「最高のプレイ体験を」

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3月17日(火)、コンシューマー向けゲームの開発・販売を行う任天堂と、Mobageをはじめとしたモバイル向け事業の企画・運営を行うDeNAが、業務・資本提携に合意したことが明らかになった。

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グローバル市場を対象にした、スマートフォン向けゲームアプリの共同開発・運営および、多様なデバイスに対応した会員制サービスの共同開発に向けた協業となる。

同日、任天堂の取締役社長・岩田聡さんと、DeNAの代表取締役社長・守安功さんによる記者会見が行われた。

両社の強みを相互に高め合う業務提携



両社の協業の目的は2つ。

ひとつは、グローバル市場を対象に、任天堂のIP(知的財産)を活用したスマートフォン向けゲームアプリの共同開発・運営

もうひとつは、2015年9月末でサービスを終了する「クラブニンテンドー」に代わって、任天堂のゲーム専用機だけでなく、PC、スマートフォン、タブレットといった多様なデバイスに対応した新たな基幹システムの構築、会員制サービスの共同開発となる。

協業が話し合われたのは、2014年の夏頃。その後、両社間では何度も議論が重ねられ、両社の持つノウハウ、強みを相互に活かし、企業価値を高めるための化学変化を狙い、合意に至ったという。

また、強固な協業を可能とするため、お互いの株式を共有する資本提携にも合意。中長期的な視点で大きな事業に拡大していく。

スマートフォン市場に乗り出す任天堂



これまで、スマートフォン市場への参入に慎重な姿勢をとってきた任天堂だが、今回、DeNAという強力なパートナーとのタッグの実現によって、ついにスマートフォン向けゲームの開発に乗り出すこととなる。

家庭用ゲームとスマートフォン向けゲームという、全く違うベクトルの開発を行ってきた両社が手を組むことについて、岩田社長は、ネガティブな消去法による選択ではなく、スマートフォンとゲーム専用機との架け橋になることで、ユーザーにとっても魅力的な体験が可能となるサービスを提供するためのポジティブな提携を目指すと語った。

また、既存の任天堂タイトルをスマートフォンゲームとして活用するにあたって、単なる移植はせず、最高のプレイ体験を届けるために、全く新たに開発することを名言。

具体的なゲームタイトルのリリースとサービスの開始は、今年中に何らかの発表ができるように進めるとしている。

ひと所にとどまらず企業価値をたかめあう両社の新たな展開に今後も注目していきたい。