3月14日に開催されたドイツ・ブンデスリーガ第25節で、乾貴士選手と長谷部誠選手が所属するフランクフルトがホームでパダーボルンと対戦し、乾選手の2アシストなどを含む大量4得点で4-0と快勝した。

2試合ぶりの先発フル出場となった乾選手に対し、チーム公式サイトのフォーラムでは「乾がいろいろなところで姿を現して素晴らしく献身的なプレーをした」と高く評価するサポーターが多いようだ。

一方で「何度かボールを持ち込んで失敗したが、間違いなく前より良くなっている」「ひやひやするロストと天才としか言いようのないプレーの混在」など、長所と短所の両方を指摘するサポーターもいた。

ここ数戦は先発出場できていなかった乾選手だが、この試合でスタメン出場したことについて「彼のアイデアは想像を超えたもので、今日の3点目のようなパスは武器になる」など、乾選手の創造性にファンからは期待が集まっているようすが伺える。

ドイツ各誌での採点も、ファンの反応と同様、平均以上とそれ以下の真っ二つに割れており「乾の評価は光と影だ」と評するファンもいるほどだ。

しかし、乾選手の持ち味を評価する土壌はできつつあるようで、「彼はもっとやれるポテンシャルを持っている」など、期待するサポーターも徐々に増えつつある。