アイスランド伝説のLo-Fiおばあちゃん、S・ニールスドッティルのサウンドが素敵すぎる

写真拡大

70歳を超えてから音楽制作をはじめ、81歳で没するまでに600曲以上の作品を残した、アイスランドの伝説のDIY音楽家、シグリズル・ニールスドッティルの2作品が、ほぼ時を同じくしてリリース。DVDとCDで、アイスランドの穏やかな暮らしがそのまま音へと昇華した、異能の「ローファイ・グランマ」の音に、この春、身を浸そう。

「アイスランド伝説のLo-Fiおばあちゃん、S・ニールスドッティルのサウンドが素敵すぎる」の写真・リンク付きの記事はこちら

DVD&CD
『Grandma Lo-Fi〜The Basement Tapes of Sigriour Nielsdottir』

伝説のDIYおばあちゃんを追ったドキュメンタリー・フィルム&ベスト・アルバム、2015年3月4日リリース。(DVD:2011年/62分/カラー/日本語&英語字幕 CD:全21曲/53分 AFTERHOURS)

CD
『Sigríður Níelsdóttir Songbook』

小倉悠加(ICELANDia)がおばあちゃんとの交流を綴ったライナーノーツも収録した、日本独自編集盤。2015年3月15日リリース。(CD:全21曲/53分 p*dis/Inpartmaint Inc.)

シグリズル・ニールスドッティル。といって、名前をご存知の方はよほどのアイスランド通だろう。知る人ぞ知るDIY音楽家は、2011年に惜しまれて没したものの、いま、改めて注目を集める「レジェンド」なのである。

70歳を超えてから自宅のリヴィングルームで音楽制作を開始。7年後、81歳で没するまでの間に、なんと59枚のアルバムをつくりあげてしまったという驚異の多作ぶり。老年になって一気に音楽的インスピレーションを開花させてしまった異能の音楽家だ。

カシオトーンで奏でられるポップサウンドのまわりに、意図してかせずしてか、絶妙にミックスされるペットの鳴き声や、子どもたちの歓声、台所の音。ゆったり、ほのぼのとした暮らしのテンポとメロディが、そのまま音になったかのようなピュアな音がなんとも和ませる。

ビヨーク、ムームなどアイスランドの名だたるミュージシャンが彼女のことをこぞって讃え、アイスランドのアーティストKira Kiraことクリスティンを中心に、ショートフィルム『Grandma Lo-Fi』も制作され、SXSWで絶賛された。

この伝説のおばあちゃんの心温まる音源と、DVDが、この春、2社からほぼ時を同じくしてリリースされた。DVDとベスト盤CDがセットとなった『Grandma Lo-Fi〜The Basement Tapes of Sigriour Nielsdottir』。さらに、実際にシグリズルと親交のあった、ICELANdiaの小倉悠加がコンパイルした日本独自編集盤『Sigríður Níelsdóttir Song Book(シグリズル・ニールスドッティル・ソングブック)』の2枚。

この春のイチオシである。

WIRED.jp特集記事、「Sounds of Iceland」4部作

人口15万人。アイスランドの首都レイキャヴィックの小さな小さな音楽シーンはなぜグローバルに支持されるのか? 未来の音楽ビジネスのヒントを探して、極北の孤島へ飛んだ──。

Pt.1 氷の島と音の巡礼:アイスランドの音楽エコシステムを巡るPt.2 アウスゲイル:静寂の島のメロディPt.3 オーラヴル・アーナルズ:21世紀のロマン主義Pt.4 音楽に「産業」は必要か?

TAG

BjorkMusicSounds of Iceland