下町にアートが出現 『39アートin向島』は芸術家と触れ合えるチャンス
 日常生活に飽き飽きしているみなさま、こんにちは。疲れたときって暮らしの中にアートがあると潤いが出てきたりしますよね。でも、都心にある美術館や郊外にある芸術の森は、なんとなく敷居が高い……。

 そんな風に感じる方にうってつけの新しいアートスポットを見つけました。それは、墨田区にある「向島(むこうじま)」。向島は、知る人ぞ知る“アートに出会える街”だったのです。

◆下町に素敵な「アートスポット」出現!

 まず、「向島って、どこ?」と思われるみなさまにご紹介しておきますと、向島とは東京都にある墨田区の北半分、スカイツリーのある辺りです。観光客が多く訪れる新しい町かと思いきや、昔ながらの下町で、風情ある商店街を歩くと、狭い路地や古い家屋に行き着きます。

 最近は、そんな家屋や廃工場などをリノベーションして住み着くアーティストたちが増えていて、彼らのアートに触れ合う機会として、3月1日〜31日までの期間、『39(サンキュー)アートin向島』というイベントが行われているのです。

 どうして「39」かといいますと、今から15年ほど前にアーティストの開発好明さんという方が、「毎年3月9日をアートの記念日にしよう」と呼びかけて始めたからだとか。その後、賛同者が増えて、今では全国各地や海外の美術館、ギャラリーが参加するほどに。

 そして向島地域では2010年からこのプロジェクトに参加していて、今回で6回目。向島に暮らしながらアート活動をしている人たちの企画や作品を紹介したり、招聘した現代アーティストの方の作品を展示したりしているのです。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=218248

 具体的には、手製本屋さんが普段はあまり見せない製本作業を公開したり、仕立て屋で「ぷちお座敷遊び」をしたり、オリジナルTシャツを作ったりするイベントなどの楽しそうな企画が目白押し。プロジェクトに参加している各拠点を実行委員とともに自転車で巡るツアーもあって、初心者でも気軽に参加できそう。

 イベントの楽しみ方を参加拠点のひとつ「float(フロート)」の吉川さんに聞きました。

「僕は、向島に移り住んでから4年ほどになるのですが、最初に町に降り立った時に、スカイツリーやその周辺が大規模に開発されているすぐそばで昔ながらの下町の風景が広がっているというギャップに強く惹かれました。

 調べてみたら、手ごろな物件もいくつかあったので、アトリエもこちらに移して暮らすことになったんです。この町の魅力はなんといっても、いろんな人と近い距離で暮らせるところ。多種多様な人たちとごく自然に触れ合えるんです」

 吉川さんは、本業で建築関係のお仕事をしながら、アトリエを運営するアーティストさんでもあるのですが、作品を展示している「float」には、私がお邪魔した数分の間にも地元の方や、見学の方がさくっと訪れては、気軽に展示した作品を楽しんで帰って行かれました。

 このカジュアルな感じが、“向島アート”の楽しみ方なのでしょうね。

 この「float」も、廃工場を作業場として吉川さんたちがリノベーションしたもの。同じようにリノベーションされた物件には、お洒落なカフェやアートギャラリーなどもあり、街歩きをしていてもいろんな発見があって楽しかったです。

 ということで、「39アートin向島」は、古くて新しい町の風情とアートを楽しめるだけでなく、普段なかなか会うことのできない芸術家の方々と実際に話せる貴重なチャンス!

 いろんな出会いもありそうなので、日常に新しい風を入れたい女子にはピッタリのイベントと言えるかもしれません。

<TEXT・PHOTO/にらさわあきこ>

●『39アートin向島』 http://39art-mukoujima.info/
●「float(フロート)」 http://f-l-o-a-t.info/

【にらさわあきこ】
NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛・美容などの分野で取材・執筆活動を行なう。著書に、『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)『婚活の神様! 』 など。
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