スマホ全盛の昨今、ガラケーの使いやすさに再び注目が集まっている。2014年のスマホの出荷台数は前年に比べ約5.3%減だったが、ガラケーは5.7%増の1058万台が出荷されている。流れはガラケーに向いている。そんな中、「ガラケーのような使用感のスマホ」、いわゆる「ガラホ」に注目が集まっている。

 2月20日にシャープが発売した「AQUOS K」は二つ折りタイプで、テンキーを中心としたボタンが搭載されている。見た目は完全にガラケーだ。しかしOSはスマホに使われている「Android」が搭載されている。そのため、スマホで人気の無料通話・メールアプリのLINEが使えるほか、YouTubeをはじめとした動画サイトが快適に見られるなど、インターネットの機能面でもスマホと遜色ない。

 開発したシャープに聞いた。

「最近のスマホユーザーは、あまり電話やメールを使わず、LINEやFacebookで連絡を取る人が多い。現在ガラケーを使っている人に聞くと、“周囲に合わせるためスマホへの切り替えを考えたが使いこなせる自信がない”という声を多くいただきました。

 そういった方々の悩みを解消するために、『スマホと同じことができるが、使用感はガラケーのまま』の商品を目指して開発が進められました」(広報部)

 発売から1か月も経過していないが入荷待ちの店舗もあるほどの人気だという。

「とくに興味を持たれているのは50〜60代の男性です。スマホにせずに子供や孫とLINEで連絡を取りたい、という声が多いですね」(都内の家電量販店の従業員)

※週刊ポスト2015年3月27日号