東京ディズニーリゾート キャストの仕事 Disney in Pocket

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楽しい。

【画像】もし自分がキャストになったら? リアルにイメージさせてくれる、写真満載の「仕事の流れ」紹介ページ

眺めているだけで、とにかく楽しい。

東京ディズニーリゾート初の公式キャスト本である、『東京ディズニーリゾート キャストの仕事』には、いくつかの魅力があるが、第一に、ハイクオリティな写真集だ。

■東京ディズニーリゾートが嫌いでも目を奪われる、優れた写真集

世界屈指の “夢と魔法の王国” は、混雑してイライラさせられるケースは多々あれど、やはり私たちの多くを魅了する。

大きな役割を果たしているのが、東京ディズニーリゾートのホスピタリティの高い従業員、すなわちキャストである。

彼らは、東京ディズニーリゾート全体を舞台に見立て、巨大なステージでショーを演じる役者(キャスト)として、私たちゲストを迎えてくれる。

『東京ディズニーリゾート キャストの仕事』には、そのキャストたちの、魔法の笑顔の写真が、満載だ。

もちろん、キャストたちは、プロのモデルではない。だが、それがいい。

いきいきとした表情に視線を奪われ、“夢と魔法の王国” の非日常を思い起こし、ページをめくる手が止まらなくなる。

東京ディズニーリゾートの混雑が大嫌いな人でも、この優れた写真集には、きっと目を奪われるはずだ。

写真の質も高い。しっかりとしたプロカメラマンの仕事をベースに、こだわり抜いて編集したのだろうと想像させる。

■「もし自分がキャストになったら?」を、リアルにイメージさせてくれる

東京ディズニーリゾートが、公式キャスト本を制作するからには、何かしら目的がある。

1つは、ブランディングや宣伝・広報かもしれない。

東京ディズニーリゾートのキャストのホスピタリティは、世界のディズニーパークの中でも、明らかな強味だ。

キャストの存在をあらためてアピールするのは、当然と言えば当然だろう。

もう1つは、人材確保だ。

東京ディズニーリゾートには、常に2万人を超すキャストが働いている。

雇用形態は、いわゆるアルバイトだから、常識的に考えて、維持するだけでも並大抵ではない。

ただ、東京ディズニーリゾートが一般企業と異なるのは、ロイヤルティの高いファンが無数に存在する点だ。

以前、キャスト採用説明会を取材したときにも、強く実感したが、一度は東京ディズニーリゾートで働いてみたいと、仕事を辞めたり、地方から上京してきたり、という人が少なくない。

D*MANIA - 【TDR】学生もキャストになれる?「キャスト採用面接会」密着レポ&担当者インタビュー

『東京ディズニーリゾート キャストの仕事』は、このようにキャストの仕事に憧れる人にとっては、必読の本になっている。

たとえば、キャストの仕事の流れが、豊富な写真とともに詳しく紹介されている。

現役キャストのストーリーや、座談会では、誰もが感じるだろう、仕事を始めたばかりのときの不安についてや、キャストとして働く中で得られる「やりがい」「喜び」を知ることができる。

「もし自分がキャストになったら?」を、リアルにイメージさせてくれる情報が、満載なのだ。

私も、今もし10歳、15歳と若かったら、一度は東京ディズニーリゾートで働いてみよう、と思ったに違いないが(子育て中の現在では、アルバイトはさすがに無理だ)、そうなればきっと『東京ディズニーリゾート キャストの仕事』を食い入るように読んだだろう。

■公式のキャストコスチューム一覧としても、資料価値アリ!!

最後に、『東京ディズニーリゾート キャストの仕事』は、公式資料としても、価値がある。

たとえば、冒頭では、

・キャストとは何か
・キャストの役割とは何か
・SCSE(行動基準。Safety=安全、Courtysy=礼儀正しさ、Show=ショー、Efficiency=効率)
・自主性が尊重され、おもてなしにはマニュアルが存在しない

などが紹介されている。

これらキャストの哲学は、メディア向け配布資料に記載されていたり、キャスティングセンターのWebサイトに一部が載ったりはしているが、一般向けの本に記載されているのは、私は今までに見た経験がない(私が見落としているだけかもしれないが)。

また、キャストピンの一覧が写真付きで大きく掲載されていたり、キャストのコスチュームに関する “うんちく” があちこちに書かれていたり、マニアでも興味を引かれる部分がある。

個人的には、2013年に新設されたドリームコンダクター(インフォメーション専任キャスト)が、任期一年の持ち回りだった、という情報が目新しく、興味深かった。

もちろん、2014年9月(取材時と思われる)時点の、キャストコスチューム一覧としても、資料価値がある。

東京ディズニーリゾートファンにとっては、写真集として。

キャストに憧れる人にとっては、「もし自分がキャストになったら?」をリアルにイメージさせてくれる解説本として。

マニアにとっては、資料として。

誰にとっても絶対に買うべき! と断言できる本だ。ぜひおすすめしたい。