日本初公開も!渋谷でボッティチェリを中心としたフィレンツェのルネサンス展開催

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15世紀のイタリアで、芸術家たちが数々の傑作を生み出したルネサンス時代…。その背景には、金融業で栄えたフィレンツェの「富」があったとか。その時代の作品を見れば、豊かな経済によって芸術も花開くということを、改めて実感できそう。

2015年3月21日(土)から6月28日(日)まで、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される展覧会「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」は、ルネサンス期のフィレンツェを代表する画家、サンドロ・ボッティチェリの作品とともに、その時代の変化を見つめようというもの。

今回は、世界各地から17点のボッティチェリ作品(工房作品等を含む)が集結する予定で、国内史上最大の規模に。特に観ておきたいのは、「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」。こちらは、イタリア政府の『門外不出リスト』に登録されている絵で、日本初公開なのだとか。5月6日(水)までの期間限定出品のため、お見逃しなく。

また、ボッティチェリ最盛期の作品とされるウフィツィ美術館所蔵のフレスコ画「受胎告知」は、もともと修道院の壁画だったもので幅5mを超える大作。このほかにも、華やかなルネサンスの時代を彩った絵画を中心に、彫刻や工芸品など約80点が展示される。

名画を堪能できるだけでなく、当時のイタリアの歴史も学べるから、美術ファンはもちろん、歴史好きの歴女やイタリア好きの友人とも楽しめそう。