今年1月に誕生した婚活アプリ「フェイスシーン」。お見合い版フェイスブックのような機能をもつこのアプリでは、「いいね!」の代わりに「キュンキュン!」して相手に好意を伝えるという。この新しい「手のひら婚活」の実態をリサーチしてみた。

現在の日本の初婚平均年齢は男女ともに約30歳(厚生労働省調べ)。確実に晩婚化が進む中でも、8割以上の人が結婚を望んでいるという。

「画像入りの記事はこちら」

出会いを求めて、ネット婚活サービスを利用するは600万人近くにのぼるが、

・サクラや既婚者も混じってるからねぇ
・怪しい感じがして、利用するのが怖いです
・登録したいけど何か不安で今一歩踏み出せない…

と、ためらう人も多い。実際、ネット婚活の成功率はたったの0.1%というから実際には機能していると言いづらい。

その原因に、多くの婚活アプリにおける身元確認が曖昧な点がある。誰でも参加できるため、既婚者などが侵入してきて、ただの「出会い系」になっている場合が多い。

そんなアプリと一線を画すのが、結婚相談所業界が発信する「フェイスシーン」。ここでは自治体などが発行する「独身証明書」の提出が義務づけられているため、純粋に未婚者の集まりとなる。

ブロガーの間でも、

・それは安心かもしれない!
・独身証明書なんてものがあったのですね。首にぶらさげといて欲しいね
・そんなアプリなら利用してもいいかも
・まじめに婚活できそうな気がするよ

など評判は良い。日本初の、「身元確認」と「独身確認」を100%実施している婚活アプリに期待をかける人も多そうだ。

気になる内容は、自分の日常の一コマを写真や文で公開し、気に入った投稿には「キュンキュン」というマークを押して気持ちを伝えるというように、恋愛に特化したフェイスブックのようなもの。実際に利用している人のコメントをのぞいてみると、

・キュンキュンもらったらやっぱり嬉しいですー
・いいね!も良いけど、こっちだとより気分が上がるね
・デート場所などのサポートもあるとかで、そこまでいけたらいいなぁ
・相談所に出かけるのは億劫だけどこれなら手軽に婚活できそう

などなどなかなか好評。

この春、真面目な婚活をサポートする「フェイスシーン」で、「キュンキュン」する人が増えそうだ。

(小玉葉子/effect)