『ディスクワールド』の作家テリー・プラチェット氏が死去、66歳

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英国時間の3月12日、『ディスクワールド』シリーズで知られる作家のテリー・プラチェット氏が66歳で亡くなりました。サー・テレンス・プラチェット氏は1948年英国生まれ。記者や広報として働いたのち20代から小説を出版し、1983年の The Colour of Magic から始まるファンタジーSF『ディスクワールド』シリーズは、のちに40作近く続く代表作になりました。(蛇足:よく混同される『リングワールド』は別の作家ラリー・ニーヴン氏の作品。ディスクワールドはユーモラスなファンタジーSF世界ですが、リングワールドは世界の物理構造から演繹するハードSFです。ニーヴンは76歳でご健勝。念のため)Amazonの作家ページや本人公式Twitter によれば、作品は37か国で翻訳され8000万部以上を出版。1998年には文学分野への貢献で叙勲を受けるなど、英国を代表するベストセラー作家のひとりです。2007年に若年性アルツハイマー病の診断を受けたことを公表しており、闘病についてはBBCのドキュメンタリーも製作されていました。プラチェット氏のアルツハイマー病は稀なタイプで、認知機能よりも運動機能を急速に奪い、2008年にはサインの際に読者へのメッセージを書くことが難しくなったと語っています。プラチェット氏は晩年、いわゆる尊厳死を支持する姿勢を示しており、この問題を扱ったドキュメンタリーにも案内役として出演していました。しかしBBCなどは出版関係者の話として、プラチェット氏は自宅で家族に囲まれて亡くなったが、原因は自然な感染症によるものだったと伝えています。