勝利への執着心を求めるハリルホジッチ新監督は「勝利のための完璧主義者」

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 日本代表の新監督に前アルジェリア代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏が就任することが正式に決定した。12日に都内で開かれた理事会後、日本サッカー協会の霜田正浩技術委員長が記者会見を行い、ハリルホジッチ新監督を招聘した選考理由などについて語った。

「決して日本サッカー協会の条件が素晴らしかったわけではないが、いろんな国の代表監督のオファー、いろんなビッグクラブのオファーを断って、日本代表を選んでくれた。非常に高いモチベーション、高い意欲で日本代表の新しいプロジェクトをやりたいと言ってくれた」

 ハリルホジッチ氏が日本代表監督就任に強い意欲を示していたことを明かした霜田委員長は、同氏がコートジボワール代表(08〜10年)、アルジェリア代表(11〜14年)を率いて2度のW杯出場に導いた経験と実績を高く評価した。

「異なる2か国で代表チームを率いて、W杯の出場権を獲得した。そして欧州のビッグクラブで数々の代表選手と一緒に仕事をしてきた。そうした実績や経験から非常に自分の仕事に自信を持っている」。そのうえでハリルホジッチ氏が日本人選手の特徴を理解し、日本代表チームを率いるイメージもすでに持っていたと語った。

「俊敏性や持久力、勤勉性。しっかり規律を守り、チームとしてコレクティブに戦えるという資質は日本人の選手はすでに持ち合わせているだろうと言っていた。日本人はこうやって戦うというのは具体的にイメージしながら話していた」

 さらに霜田委員長はハリルホジッチ氏を「非常に厳しい監督」と表現。「真面目さ、勤勉さ、手を抜かずに戦うことを要求する監督」とし、そうしたメンタリティーが日本人選手にもマッチすると考えたことが、招聘の決め手の一つとなった。

 そのうえで新監督が日本代表チームに勝者のメンタリティーを植え付けてくれることを期待している。「勝利のためには一切手を抜かず、やれることはすべてやる。勝利するためには完璧主義者でありたいと、監督は言っている」。何よりも結果、勝利を優先する新監督。霜田委員長は「代表チームは勝たなければいけない。そういう勝利への執着心を監督は非常に強く要求してくると思う。そういうところを日本のチームにもたらしてほしいと思っている」と語った。

(取材・文 西山紘平)