「イントゥ・ザ・ウッズ」映画化のきっかけはオバマ大統領のスピーチだった。

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ディズニーが贈る、“おとぎ話の主人公たち”のその後を描いた最新ミュージカル「イントゥ・ザ・ウッズ」(2015年3月14日公開)。公開を目前に控え期待と注目を集める本作だが、このたび本作の映画化のきっかけが“オバマ大統領のスピーチ”だったことがわかった。併せて、ディズニーが本作の映画化を決定した理由も明らかになった。

映画化の最初のきっかけとなったスピーチは、2011年、同時多発テロから10年の節目に、オバマ大統領が被害者遺族への追悼の言葉を述べた時のもの。その中でオバマ大統領は、被害者遺族の悲しみを慰めるように「(同じ思いをしているのは)あなた1人ではない…誰だって1人ではない(No One is Alone)」と語りかけたという。

実は、「イントゥ・ザ・ウッズ」の中でも最も感動的で記憶に残る歌も「No One is Alone」という曲名。そして大統領の発したこの言葉を聞いた瞬間、ロブ・マーシャル監督はこのミュージカルの映画化を決心したそうだ。

彼は映画に対して、「『イントゥ・ザ・ウッズ』は21世紀、ポスト9.11世代のおとぎ話ではないかと私は思っています。この不確かな世界の中で、私たちは誰も1人ではないんだという励みになるこの知恵は、あらゆる人々に希望の光をあたえてくれます」と、この曲が表現する映画に込められた意味と大統領のスピーチに共通する、現代社会に向けられた希望のメッセージを語った。

「イントゥ・ザ・ウッズ」=「No One is Alone」を裏付けるのは、作詞・作曲を務めたソンドハイムの「誰だって1人ではない(No one is alone)とは、みんな何らかの形で繋がっていて、誰もがお互いの行動に責任を負っているという意味です。私がこの作品で語ろうとしたことは、すべてこの歌に込められています」というコメント。このミュージカルを作り出した彼が語りたかったことが込められた、非常に意味のある楽曲であることを明らかにした。

そして最後に、この企画を提案されたディズニーの反応があって、この映画は完成へと向かうことになる。ディズニーは、「イントゥ・ザ・ウッズ」の持つ、「現代的おとぎ話」という点に深く興味を持ち、この企画を喜んで受け入れたそうだ。

時代に合わせて、自らの築き上げてきたイメージを覆すような挑戦を繰り返し、「アナと雪の女王」を創りだしたディズニー。様々な巡リ合わせの末の今回の挑戦にも、期待は高まるばかりだ。

ブロードウェイの生ける伝説=「ウエスト・サイド物語」のスティーヴン・ソンドハイムのロングラン・ミュージカルで、トニー賞受賞のミュージカル「イントゥ・ザ・ウッズ」をディズニーが大胆に映画化した本作。描かれるのは、シンデレラ、ラプンツェル、赤ずきんといった、誰もが知るおとぎ話の主人公達の「めでたし、めでたし」の“その先”だ。今までハッピーエンドを描き続けてきたディズニーが本作で問いかける、自身が生きていく上での「本当の幸せとはなにか?」というテーマは、その意外性と併せて熱い注目を集めている。

ディズニーが初めて描く、“アフター・ハッピーエンド”ミュージカル「イントゥ・ザ・ウッズ」は3月14日(土)全国ロードショー。