作家百田尚樹氏(59)が2015年3月9日、ツイッター上での「断筆宣言」をわずか1時間で撤回した。

百田氏は3月9日20時ごろ、出版業界の不振について触れる中で「僕も来年の還暦を機に引退しよう」「私はたまたま売れたけど、そんなものは一時的なブーム。売れなくなる前に筆を折る」などとツイートした。しかし、直後にネット上で記事化されたことを知ると、百田氏は「たったの一時間で、もう私のツイートがネットニュースになってる」と驚いた様子で、「腹立つから、引退撤回! 80歳まで書く!」とすぐに前言撤回した。

百田氏は過去にも「断筆宣言」を撤回したことがある。故やしきたかじんさんと妻・さくらさんとの闘病生活を綴ったノンフィクション「殉愛」をめぐって出版差し止め訴訟に発展した際には「もともとデビューした時、十年で引退と思っていた。来年で九年。一年早く辞めたってどうということはない」(14年12月17日投稿)などとつぶやき、注目を集めた。しかし、J-CASTニュースがツイートを記事で紹介すると、12月19日には「嬉しそうに記事にしてからに。気分悪いから、死ぬまで作家やってやろう」(原文ママ)と投稿した。