W杯へ不安広がる…なでしこ、フランスに逆転負けで決勝進めず

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[3.9 アルガルベ杯GL第3節 日本女子-フランス女子]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は9日、アルガルベ杯のグループリーグ第3戦でフランス女子代表と対戦し、1-3で敗れた。日本はグループリーグの戦いを1勝2敗で終え、決勝進出を逃した。

 1勝1敗で第3戦を迎えたなでしこ。相手は2連勝のフランスということで、グループ首位で決勝に進むためには、勝利が絶対条件だった。メンバーは第2戦のポルトガル戦後に佐々木則夫監督も明言していた通り、第1戦と第2戦の融合チームが組まれ、FWは大儀見優季とFW菅澤優衣香の2トップ。第2戦で1ゴール1アシストの活躍を見せたDF川村優理もCBで先発した。

 監督もW杯へ向けての前哨戦としては、大会前から最も重要視していた一戦。直近発表のFIFAランクでは日本を上回る3位に躍進するなど、近年の成長が著しいフランスが、序盤から攻勢を仕掛ける。ただなでしこも落ち着いた対応で跳ね返す。前半16分にはFWルソメーに抜け出され、GKと1対1の場面を作られるが、GK海堀あゆみが前に出て弾き、難を逃れた。

 すると、前半43分、なでしこに決定機がやってくる。相手のパスミスをカットした大儀見がエリア内に浮き球パスを出す。ポストに入った菅澤が粘ると、アシストを受けたMF川澄奈穂美が右足アウトでゴール右隅に蹴り込み、先制点を奪った。

 しかし、フランスを前になでしこは我慢しきれない。後半8分、左サイドからエリア内に入りかけたDFブローをDF近賀ゆかりが倒してしまい、PKを献上。これをFWティネに決められ、試合が振り出しに戻る。さらに同25分、ティネからの浮き球で裏に抜けたルソメーにあっさり逆転弾を許してしまった。

 逆転されたなでしこは、後半35分に一気の3枚替え。FW高瀬愛実、MF田中明日菜、DF鮫島彩を送り込み、反撃を試みる。しかし同39分、ミスから奪われたボールをティネに決められ、勝利を決定づける得点を奪われてしまった。悲願の初優勝を目指したはずのなでしこだが、決勝進出すらも逃した。連覇を目指すW杯に向けても不安が広がる結果になった。