U-22MF中島は原点回帰、「楽しむためにサッカーをやっている」

写真拡大

 U-22日本代表MF中島翔哉(F東京)は「楽しみたい」と何度も繰り返した。「楽しむためにサッカーをやっている。苦しいときがあっても楽しさがあれば、苦しさも簡単に思えてくる。苦しむためにサッカーをやっているんじゃないんだから。楽しむためにサッカーを始めたことを忘れたくはない」。

 U-22日本代表は今月11日にフクダ電子アリーナでU-22ミャンマー代表と親善試合を戦う。同代表にとっては国内での“お披露目”となる一戦。さらにその先にはAFC U-23選手権予選も控えている。しかし、中島は気負いない様子で「楽しめればいい。A代表とか関係なく、その試合をどれだけ楽しめるか」と話し、「楽しんだうえで結果がどうかみてかないと。自分にとっては意味がない」とまで言い切った。

「いつも通りに楽しみたい。楽しみたいし、もしかしたら楽しむというのは、結果よりも大事かもしれない」としきりに“楽しむこと”の大切さを説いた。自身にとって、“楽しいこと”はゴールなのかアシストなのか、具体的には「わからない」と話したが、しばらく考えると「ゴールに限らず、自分の思ったプレーが成功したとき」と明かした。

 今まででもっとも“楽しいとき”を「昨日の練習試合」と言い切った中島は「日に日に楽しさは増えていっているから」と理由を説明する。今年1月にはアジア杯を戦った日本代表へサポートメンバーとして帯同。多くの経験を積んだ。そんななかで中島は原点回帰。サッカー少年のように、余計なことは考えずにボールを追い“楽しむこと”で、あとから結果はついてくると、思い至ったようだ。

 また、中島はU-22日本代表チームでは、自身が主力として、責任ある立場であることは自覚している。「このチームにずっといる。このチームのやり方をわかっていないといけない。だからこそ、チームの中心としてプレーを頑張りたい」と意欲もみせた。

 今月末に始まるAFC U-23選手権予選では、引いた相手をいかに崩すかが重要となるとみられている。中島は「どれだけ守備を固められていても空いているところはあるから、そこでボールを受けることが大事かなと」と言い、「ボールを持っていないときに自分がどこに立つのかが大事だと思う」と表情を引き締めた。

(取材・文 片岡涼)