インテルは8日のセリエA第26節でナポリと対戦する。ロベルト・マンチーニ監督はフィオレンティーナMFモハメド・サラーを獲得できなかったことへの悔いを見せつつ、選手たちを鼓舞した。

「非常に優れたチームとの難しい試合になることは確かだ。だが今回は、ビッグなチームを相手に美しいプレーと結果を結びつけることが何より重要だ。鍵となる2試合を前に、緊張しているとは思わない。我々は冷静だし、自分たちがインテルであることを思いださなければならないよ」

「ヴォルフスブルク戦(ヨーロッパリーグ)に向けて大幅なターンオーバーをすることはない。4日あれば回復できる。(マウロ・)イカルディは元気だよ。フル出場はできないかもしれないけど、起用できる状態だ」

「欧州カップ戦出場権を獲得できなければ、私がクラブを去る? いろいろな噂があるが、今の私が考えているのは、素晴らしい未来を築くことだけだ。いずれにしても、やってきた仕事を捨てることはない。来年のインテルはスクデットを争うと確信している」

「我々は多くのチャンスを逃した? もちろんだ。だが、それはどのチームにもあることだし、本当に不満だった試合はエンポリ戦だけだよ。それ以外は納得のいかない負けだった。トリノ戦とか、フィオレンティーナ戦とかね」

「サラー? 彼は目標の一人だった。だが、チェルシーが(フアン・)クアドラードを望み、フィオレンティーナと取引したんだ。彼と(ジェルダン・)シャチリのどちらが強いか? 彼らは少し異なる選手たちだ。確かに今のサラーは毎回ゴールを決めているけどね。フィオレンティーナ戦で我々はより団結し、チャンスをつくった。確かにいくつかの試合では精神的な自信を少し欠いているがね」

「(ルーカス・)ポドルスキ? カリアリ戦のプレーは気に入った。先週はそうではなかったね。だが、彼は多くを与えることができる」

タイ実業家がミランの株式取得を目指しているとの噂があるが、ミランがタイ色に、インテルがインドネシア色になるかと問われると、マンチーニ監督はこのように答えている。

「ミランに何があるのかは知らない。だが、世界はその方向に向かっていると思う」