年はとったが、ミロスラフ・クローゼはワインのようで、年を経るごとに味わいを増していく。36歳でワールドカップを制した同選手は、6月9日で37歳の誕生日を迎えるが、すでに2015年の11試合で5得点を記録しているのだ。

シーズン前半戦で出場機会の増加を求めていたクローゼは、フィリップ・ジョルジェビッチの負傷でスタメンの座を取り戻し、後半戦で出場機会を手にしている。彼はまだ、引退を考えてもいないようだ。『So Foot』で次のように述べた。

「引退すると決めたら、ビールとワインをグラスいっぱいにして飲んで、自分がやってきたことを考えるよ。でも、僕はまだ終わっていない。僕が決めたのは、代表でこの老体にムチ打って練習するのはやめるということだけだ」

ドイツ代表では引退する前に世界王者になるという夢をかなえた。それだけではない。W杯での最多得点記録も打ち立てている。

「(趣味である)釣りに行くために船に乗って、ドイツ代表でどれだけ戦ってきたかを一人で考えた。137試合だよ。足したら11だ。背番号と同じだね。そういうことを考えて、監督に(代表引退を)告げたんだ。僕が決して後戻りしないことを、彼は知っている」

代表を引退したクローゼは、ステファノ・ピオリ監督率いるラツィオだけでプレーしている。1年の契約延長もサインするだけだ(20試合に出場したことで条件はクリア)。チームメートたちも彼とのプレーを喜んでいるようだ。フェリペ・アンデルソンは『FutNet』でこう述べている。

「僕が成長するうえでクローゼの存在は大きかった。彼は常に助言を用意してくれるんだ。自分を信じろ、違いをつくれるはずだと言ってくれる。僕にとって、インスピレーションの源なんだよ。僕のような若手にとって、彼のような世界のサッカー界のレジェンドの一人とプレーできるのは名誉なことだ。ラツィオのためにまだ一緒にやっていきたい」