社会人に聞いた、学生時代より「貧しい」と感じる瞬間「時間がない」「自由に使えるお金がない」

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社会人になると、毎月お給料が入ってきて、買いたいものも買えて、おいしいものも食べられる。それなのになぜか学生時代よりも自分はぜいたくできていないなと感じることはありませんか? 今回は、社会人のみなさんに「学生時代より貧しい」と感じることについて、聞いてみました。


■「時間」はお金では買えない
・海外旅行。休めない(男性/44歳/その他)
・アメリカに留学していたので、暇になると海岸沿いを車で走っていた。今は時間がない(女性/30歳/商社・卸)
・夜遊びして踊って飲んでるとき、大学生時代のほうが体力があったと感じる。今は夜通しは無理(女性/36歳/学校・教育関連)


時間や体力、気力などは年をとるにつれ減っていくもの。いくらお金はあっても「貧しい」と感じてしまうのですね。


■お金の使い方が変わった
・今より高い服を着たり、お茶したりする余裕があった。結婚して貯金しようと思っているので、余計な出費は控えたくなった(女性/34歳/小売店)
・好きなものをなんでも買って我慢をあまりしていなかった。生活にかけないといけないから自分の好きなものはあまり買えなくなった(女性/33歳/食品・飲料)
・毎週末ツーリングをしていた。学生の頃のほうが固定資産税や光熱費負担しない分自由に使えるお金があった(男性/41歳/小売店)


税金やローンの支払い、老後の貯金など、出費や節約で社会人の自由に使えるお金は想像以上に少ないのかもしれませんね。


■ある種の社会勉強をした
・化粧品はオールインワンもいろんな種類のものがあって、たくさんの化粧品を使わなくてもよくなったので。あとは無印良品とか、安くてもいいものがたくさんある(女性/33歳/不動産)
・美容院代。どんな髪型にもできたのでいろいろ試していた。お金がかかるし、30歳を過ぎたので少し落ち着こうと思ったから(女性/32歳/その他)
・友人との交際費。日は体休めに引きこもって遊ばなくなったから(男性/32歳/機械・精密機器)


今考えると、なぜそんなことにあれだけのお金を使ったのだろう......と思う人もいるかもしれません。でも学生時代というのはそんな無駄遣いでいろいろな経験を買う時代でもあります。


■学生時代は好きなものにひたすら使えていた!
・学生時代は好きなだけマンガ本を買っていた(女性/49歳/その他)
・食べたいものをすぐ食べに外食していた。しかもなんでも大盛り(男性/35歳/機械・精密機器)
・映画鑑賞。毎週少なくとも1本は見るために映画館に足を運んでいたので(女性/31歳/小売店)


時間に余裕のある学生は、趣味や好きなことにお金を費やすことができます。大人になった今は「無駄遣い」の言葉が頭をよぎる?


学生時代は将来のために残そうという意識は少ないので、ぜいたくな使い方もできました。社会人になると、ついつい将来のことを考え制限してしまいますよね。とはいえ、社会人となった今でも、たまにはパーッと使ったほうが働く活力も湧いてくるのかもしれませんね。


調査期間:2015/1月(フレッシャーズ調べ)
調査対象:社会人男女
有効回答件数:500件