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アメリカ航空宇宙局(NASA)は3月5日、約43億年前の火星には少なくとも2千万km3の水が存在していたと発表した。

同成果はNASAの科学者であるGeronimo Villanueva氏らによるもので、3月5日付け(現地時間)の米科学誌「Science」に掲載された。

研究では、チリにあるヨーロッパ南天天文台のVery Large Telescope、ハワイにあるW・M・ケック天文台などの観測施設を用いて、水(H2O)と重水(HDO)を測定し、「今までに大気中からどのくらい水が失われたか」という観点から太古の火星に存在した水の量を計算。その結果、約43億年前には約137mの深さで火星全てを覆うことのできる水量があり、現在の地表状態から、北半球に全表面積の19%を覆う海があったと推定した。

同研究グループは今回の結果について「今まで考えられていたよりも長い期間、火星が生命が生存可能な環境であったことを示唆している」とコメントした。