milk recordが贈るライブイベント『Milk Lariat Special3(Vol.7S)』が、2月7日(土)にディファ有明で開催された。

出演は、Wake Up, Girls!(吉岡茉祐さん、永野愛理さん、田中美海さん、青山吉能さん、山下七海さん、奥野香耶さん、高木美佑さん)、every♥ing!(木戸衣吹さん&山崎エリイさん)、遠藤ゆりかさん、かと*ふく(加藤英美里さん&福原香織さん)、StylipS(能登有沙さん、伊藤美来さん、豊田萌絵さん、松永真穂さん)、smileY inc.(大坪由佳さん、ゆうゆさん)、セガ・ハード・ガールズ(M・A・Oさん、井澤詩織さん、高橋未奈美さん)、田所あずささん、新田恵海さん、Machicoさん。司会には橘田いずみさん、徳井青空さんが登場した。



オープニングを飾るのはStylipS。『Melancholic Sunshine』『STUDY×STUDY』とアップテンポナンバーでスタートを切ると、会場を一気にヒートアップさせる。歌い終えた後は簡単な挨拶を挟むと、続いては豊田さん、伊藤さんのふたりによるステージへ。

「さらにこの会場を盛り上げたいと思いま〜す!」(豊田さん)と、会場の大歓声に負けない元気の良さで観客にアピールし、『ジェリービーンズ・ダイアリー(Like Cover Girl)』を歌う。またふたりからは次回のニューシングルの話題も話し、各自のソロ曲が入ることも報告。「私の曲はうさぎっぽい」(豊田さん)、「等身大の美来をイメージした曲」(伊藤さん)とそれぞれのイメージを伝えるふたりからは、ファンの期待に応える自信の笑顔がはじけていた。

その後は再びメンバー4人が揃う。まずは『迷々コンパスはいらない』をファンの前で初披露、力強い歌声が響く一曲に、ファンも全力の応援が続く。そして最後は『Brand-new Style 〜魔法みたいなShow time〜(Step Two)』で締めくくりへ。ファンのコールも一段と大きくなり、最高の盛り上がりで全5曲を歌い終えた。




続いて登場したのはMachicoさん。『甲賀忍法帖』『INVOKE』の2曲を続けて披露し、会場をさらに熱くさせる。こちらは昨年6月に発売されたカバー曲を中心とした1stアルバム『COLORS』に収録されており、アニメファンにも耳馴染みのあるタイトルだ。どちらも世界観のある曲だがそれを見事に歌い上げるMachicoさんのパフォーマンスに、会場一面赤い輝きの波と大歓声が返された。挨拶では実はとても緊張していたと話したMachicoさん。

「みなさんが笑顔で電気棒を振ってくれたから元気が出ました!」と笑顔で感謝を伝えると、今度は今年4月に発売を控えた2ndアルバムより、『オレンジ』『only my railgun』を熱唱。切なさを滲ませた聴かせる選曲で観客を引き込むと、今度は疾走感のあるナンバーで会場を熱狂させ、会場を沸かせてくれた。



3番手に登場したのはevery♥ing!。木戸衣吹さん&山崎エリイさんはお揃いの制服姿でステージへと姿を見せ、まずは『希望のヒカリ』を披露。しっとりとした曲調にのせ、ふたりの歌声を会場に響かせた。歌い終えて改めて会場を見渡せば、その広さと観客の多さにたじろぎを見せていた。緊張の中、自己紹介を兼ねてユニット名の由来などを話すと初々しいふたりの背中をファンの声援が後押した。

ガラリと雰囲気を変えて、2曲目は『pupa』を披露。ダークな難曲を見事に歌い上げ観客を圧倒すると、続いては「元気よく行きましょう!」と『ゆめいろ学院校歌』へ。アップテンポのキラキラソングは、サビはもちろん間奏でのふたりの掛け声に応える観客のコールが大音量で返され、ファンと一体となった興奮のステージとなった。




続いてステージに姿を見せたのは、遠藤ゆりかさん。『パラレルスパイラルライン』『REBORN』の2曲を続けて披露し、出だしから会場を熱くさせる。昨年の同イベントではいくらか緊張感を漂わせていた遠藤さん。

「お水美味しい?」のファンとのやりとりが夢だったと話していた前年から、そのやりとりに十分満足したという今年は「代わりのものを考えてきて」とおねだりする余裕も見せる。

3曲目は『ふたりのクロノスタシス』でさわやかなステージを見せてくれた後は、2月5日でソロデビュー1年を経たということでファンヘの感謝を述べ「2年目最初ということで飛ばしていきたい!」と、最後はデビュー曲『モノクロームオーバードライブ』を熱唱。遠藤さんの煽りに、ファンも応えて大歓声のコールを会場に響かせ、熱いステージの幕を閉じた。




ステージセットの階段をおもむろに降りてきたのは大坪さんとゆうゆさんの企業系ユニットsmileY inc.。「今日はMilk Lariatに営業にきました〜。知らない方も知ってる方も一緒に盛り上がってくれるとうれしいです」(大坪さん)と挨拶をし、まずは『花雪』でスタート。

会場はピンクの光で染まる中、歌詞に合わせてスカートをつまみ挨拶するポージングの振りにキュートな一面を見せる。と思えば、続くMCでは「お水、うんめーにゃー」とWake Up, Girls!でのネタでファンを沸かる大坪さんらしさも健在。ライブパフォーマンスと共に会場を沸かせてくれる。

後は昨年大坪さん一人で立ったステージでも歌ったゆうゆさんの代表曲『深海少女』をsmileY inc.として披露。そして最後に「こんなに大勢のみなさんの前で歌うのは初めて」という『花憐のスゝメ』を歌い上げ、大歓声のステージを締めた。



続いての登場は新田恵海さん。が、ステージへ姿を現した時の表情はどこか残念そうな様子。というのも、声帯治療中であまり無理のできない状態だったためだ。登壇後はまずそのことを改めてファンヘと説明、謝罪を述べた。

それでも集まってくれたことへの感謝を込め、無理をおしつつセカンドシングル『探求Dreaming』を歌い上げる。1曲だけとなったが、新田さんの不調を知るファンにとっては、いつも以上に嬉しい貴重な時間となった。

新田さんが歌い終えた直後、突如ステージへと現れたのは橘田さんと徳井さん。「この会場はミルキィホームズがのっとった〜!」と、新田さんに代わってのピンチヒッターとして急遽登壇したのだ。

一度新田さんを退場させると、『正解はひとつ!じゃない!!』『ナゾ!ナゾ?Happiness!!』『ぐろーりーぐろーいん☆DAYS』を歌い、「のっとった」との言葉通り会場をそれまで以上に沸かせてくれた。

「二人で歌ったのは初めて」と言うように、いつもと一味違うステージングに会場の熱気も最高潮。最後は新田さんと共に『ミルキィ A GO GO』を披露。発売前ということでワンコーラスのみとなったが、コールや手拍子をしっかりと揃えるファンの熱さと、3人で歌う初めてのステージに揃って感動の表情を覗かせていた。




白と青の組み合わせが爽やかな、お揃いの衣装で登場したのはセガ・ハード・ガールズ。M・A・Oさん、井澤詩織さん、高橋未奈美さんの3人が、まずはノリノリの一曲『セハガガガンバッちゃう!!』で観客を引き込んだ。歌い終えてのMCでは、自己紹介とともに、自身の演じるハードキーをファンに呼んでもらった3人。想像以上の大きな歓声に大感激の笑顔を見せる。

さらにセガが誇る名曲『檄!帝国華撃団』でさらに会場を盛り上げてくれる。間奏でのセリフは、もちろんセガ・ハードカールズバージョンで披露され、ファンも興奮最高潮だ。そして最後は『若い力 -SEGA HARD GIRLS MIX-』へ。曲の始まり前にファンに頼んでいたコールもぴったりと決まり、みんなで大興奮の締めくくりとなった。




熱狂ライブをしばし休憩し、ここで恒例と化してきた主演声優コラボ企画のコーナーの時間が始まる。行うのは「声優あっちむいてほい最強決定戦」だ。今回で第三回目となるこの企画は、現在遠藤さんが2連覇を達成中。果たして3連覇なるのか!?女性たちの熱いバトルに会場中の注目が集まる。


出場者はWake Up, Girls!、 every♥ing!、遠藤ゆりかさん、かと*ふく、StylipSより伊藤美来さん、豊田萌絵さん、smileY inc.より大坪由佳さん、セガ・ハード・ガールズ、田所あずささん、Machicoさん。チームの場合は選手の入替は自由、3本中2本先取で勝利となる。もちろん今回も敗者には罰ゲーム「愛の告白」が待っているぞ。

一回戦は次の4試合が執り行われる。(○…勝/●…敗)
第一試合:●Wake Up, Girls!(永野さん・吉岡さん)対○Machicoさん
第二試合:○StylipS(豊田さん・伊藤さん)対●セガ・ハード・ガールズ(井澤さん・M・A・Oさん)
第三試合:○田所さん対●大坪さん
第四試合:○かと*ふく対●every♥ing!


シードの遠藤さんを除く8組での対戦となった中、白熱の勝負を見せたのはM・A・Oさん対伊藤さん。ジャンケンで勝てないM・A・Oさんがあっち向いてほいの8連戦防衛を記録し、見守るみんなも手に汗握る展開を見せるもM・A・Oさんが陥落して伊藤さんが勝利し、1本目の豊田さんの勝利もありStylipSが勝ち進んだ。

また会場の注目を集めたのは第四試合、福原さん対山崎さん。実は木戸さんから山崎さんはあっち向いてほいができないという告白があり、その様子にみんなも興味深々。実際に勝負を行うと、力を緩ませるまったりとした山崎さんのペースにはまったのか、福原さんがジャンケンになかなか勝てず防戦一方となったが、ようやく福原さんがジャンケンに勝つと山崎さんは告白通り一同驚きの見事な負けっぷりを見せ、会場は爆笑となった。


ここからは勝者同士の戦いへ。まずはMachicoさんにStylipSが勝利すると、続くかと*ふく対遠藤さんの勝負では加藤さん・福原さんのふたりに完全勝利した遠藤さんが勝ち進む。

さらに田所さん対StylipSの準決勝では今回初の3本目が執り行われる。その3本目(田所さん対豊田さん)では審判から一度タイムが入れられるほどの攻防戦となり、この日一番の名勝負となった。

決勝の対戦カードが決まるこの試合は、結果田所さんが勝利。こうしていよいよラストバトル、遠藤さん対田所さんの勝負が行われ、1本目、2本目ともに勝利した遠藤さんが見事優勝。前代未聞の3連覇達成を成し遂げたのだった。




いよいよライブも残すところわずか。リスタート一番手は、田所あずささんだ。デビュー曲『Hello My Revolution』で会場の熱気を取り戻し、大歓声を巻き起こす。つづく『Wonderful Dreamer』はテンポアップしてさらに盛り上がりを加速。ピースサインで曲を締めくくり、元気いっぱいの姿を見せた。

3曲目は雰囲気を変える『優しさの理由』をカバー。包み込むような優しい歌声にファンを酔いしれさせると、続けて自身も出演するアニメ「アイカツ!」より『ダイヤモンドハッピー』を披露する。歌い終えた後には、その歓声の大きさに「こんなにたくさんの人が知ってるなんて、おだやかじゃな〜い!」と田所さんが叫ぶと、会場には再び大歓声が沸く。

最後は4月22日にリリースの新曲『DREAM LINE』を歌い上げる。「ネガティブなところも含めて、カッコいい自分になりたい」という前向きな想いが詰まっているとのことで、その想いが表れた力強い歌声と疾走感の心地よさに観客も大熱狂。最高のライブパフォーマンスでステージを締めくくった。




満を持して出番を迎えたのはかと*ふく。加藤英美里さんと福原香織さんがステージに登場すると、「一緒に煽ってくれると嬉しい」とまずは『My Friend』でスタート。ふたりの自己紹介曲だけあって、それぞれの名前を何度もコールするファンとのやり取りに、会場の熱もヒートアップ。絶好の滑り出しとなった。

続く最新曲『You Gotta Love Me!』で会場をさらに盛り上げると、3曲目には短めのマイクスタンドを持ち、『サディスティックラブ』へ。東京では初披露というこの曲はそれまでとの雰囲気とは一変、熱いダークでロックな世界観でステージを彩る。

さらに、福原さんの『WHEREABOUTS』、加藤さんの『プラタナスの下で待ってる』と、各々のソロ曲も披露した後、ラストに待っていたのは『Ready For SUNNY MODE』。ファンにはおなじみ、タオルを振り回して熱気を煽るサマーソングだ。もちろん、加藤さん、福原さんも片手にタオルを準備し、観客を先導して振り回す。会場一体となっての盛り上がりを見せ、最高潮ステージとなった。




いよいよこれがラストステージ。今回のトリを務めたのはWake Up, Girls!だ。疲れ知らずの観客からも、彼女たちを応援する大歓声がひと際大きくこだまする。

スタートダッシュとなる一曲目は『タチアガレ!』。7人の頑張る背中を押すように会場からの「立ち上がれ!」のコールが会場を揺らした。MCでは今年になってからは7人で初めてそろったステージということで熱い意気込みを話し、また持ち歌がない時からこのイベントに出演していたことを思い出して感慨深い様子を見せていた。

続いては3曲続けて、『7 Girls War』『言の葉 青葉』『16歳のアガペー』を披露。元気いっぱいのダンスやしっとり響かせるハーモニーなど、7人の全力が詰まった楽曲ラッシュの時間となった。

そして最後は『極上スマイル』でステージ完結へ。会場はこの日最高の熱狂を見せ、7人もまた全力を振り絞ってのステージパフォーマンスで応える。大歓声の中あっという間に全5曲を終え、昨年急成長と大活躍を遂げた彼女たちの姿を余すところなくファンへと見せてくれた。





最後は出演者が再度ステージにそろい、挨拶が行われた。そして、次回の公演では大阪開催も予定、また東京は会場を変更・パワーアップしての開催となることが発表され、大歓声とともに長時間のライブイベントは幕を下ろした。



『Milk Lariat Special3(Vol.7S)』
2015年2月7日(土)ディファ有明セットリスト

◆StylipS
01.Melancholic Sunshine
02.STUDY×STUDY
03.ジェリービーンズ・ダイアリー (Like Cover Girl)
04.迷々コンパスはいらない
05.Brand-new Style!! 〜魔法みたいなShow time〜(Step Two)

◆Machico
06.甲賀忍法帖
07.INVOKE
08.オレンジ
09.only my railgun

◆every♥ing!
10.希望のヒカリ
11.pupa
12.ゆめいろ学院校歌

◆遠藤ゆりか
13.パラレルスパイラルライン
14.REBORN
15.ふたりのクロノスタシス
16.モノクロームオーバードライブ

◆smileY inc.
17.花雪
18.深海少女
19.花憐のスゝメ

◆新田恵海、橘田いずみ、徳井青空
20.探求Dreaming(新田恵海)
21.正解はひとつ!じゃない!!(橘田いずみ&徳井青空)
22.ナゾ!ナゾ?Happiness!!(橘田いずみ&徳井青空)
23.ぐろーりーぐろーいん☆DAYS(橘田いずみ&徳井青空)
24.ミルキィ A GO GO(徳井青空&橘田いずみ&新田恵海)

◆セガ・ハード・ガールズ
25.セハガガガンバッちゃう!!
26.檄!帝国華撃団
27.若い力−SEGA HARD GIRLS MIX−

◆田所あずさ
28.Hello My Revolution
29.Wonderful Dreamer
30.優しさの理由
31.ダイヤモンドハッピー
32.DREAM LINE

◆かと*ふく
33.My Friend
34.You Gotta Love Me!
35.サディスティックラブ
36.WHEREABOUTS
37.プラタナスの下で待っている
38.Ready for SUNNY MODE

◆Wake Up, Girls!
39.タチアガレ!
40.7 Girls War
41.言の葉 青葉
42.16歳のアガペー
43.極上スマイル